14/07/14~14/07/19 旅程 |
1日目 | ●日勝峠 | 沙流郡日高町から上川郡清水町 |
2日目 | ●道の駅・スワン44ねむろ | 根室市 |
●風蓮湖 | 同上 | |
●納沙布岬 | 同上 | |
○四島(しま)のかけはしと祈りの火 | 同上 | |
○望郷の家&北方館 | 同上 | |
●知床峠 | 斜里郡斜里町 | |
3日目 | ●オロンコ岩 | 斜里郡斜里町ウトロ |
●ゴジラ岩 | 同上 | |
●知床クルーズ | 同上 | |
●カムイワッカ湯の滝 | 斜里郡斜里町 | |
●知床五湖 | 同上 | |
4日目 | ●オシンコシンの滝 | 同上 |
●ふるさと銀河線 | 足寄郡陸別町 | |
●然別湖 | 河東郡鹿追町然別湖畔 |
泊まったところ | ●道の駅・厚岸コンキリエグルメパーク | 厚岸郡厚岸町 |
●道の駅・うとろシリエトク | 斜里郡斜里町ウトロ | |
●道の駅・しほろ温泉 | 河東郡士幌町 | |
●道の駅・しかおい(2012道東旅行記2を参照) | 河東郡鹿追町 |
風呂 | ●ウトロ温泉・夕陽台の湯 | 斜里郡斜里町ウトロ |
●しほろ温泉 | 河東郡士幌町 | |
●トリムセンター(2012道東旅行記2を参照) | 河東郡鹿追町 | |
食べたところ | ●炭火焼 炙屋 | えもん酒むし |
●しほろ温泉プラザ緑風 | さんま蒲焼丼 | |
●大雪 | 鹿追そば | |
閑話 | ●ソーセージの悲しい最後 |
覚書 | 走行距離 | 1,270km |
ガソリン 50.06リットル | 8,471円 |
2014/07/14 | 日勝峠 |
「石勝樹海ロード」を快走し、日勝峠にさしかかる。 日勝峠は、道央と道東を結ぶ国道274号の途中に位置。天気が良ければ、北海道らしい雄大な眺望を楽しむことが出来るのだが、夏は濃霧、冬は路面凍結と吹雪で視界不良となり、年間を通じ国内トップクラスの難所である。今日も多聞に漏れず、次第に霧が濃くなり10合目では視界10m程。目をこらし、視界を探る。 初心者や道外からの運転者は、恐怖で震え上がる事もままあると言う。確かに!こんな緊張と恐怖のドライブは久しぶり。 |
2014/07/14 | 道の駅・厚岸コンキリエグルメパーク |
えもん酒むし@1500円 |
道道・別海厚岸線に面したグルメがウリの道の駅。 旅行誌「北海道じゃらん」道の駅満足度ランキング「食事部門」で2年連続全道No.1。 ここは、厚岸湖を見下ろす最高のロケーション。夏休み前と言うのに、すでに駐車場は大賑わいだ。北海道・室蘭からやって来たご夫婦が言った。「知床へ行こうと思って・・・」。前回ツレと私が道東を訪れた時は、雨で北方領土が見られなかったので、今回はそのリベンジ。 しかし、知床は未だ行った事が無い。そうだ!私たちも納沙布岬の後は、知床を目指そうか! |
炭火焼 炙屋 | |
2Fにはレストランが2ツあるが、牡蠣が目的の私はこの炙屋。豊富に揃った魚介類の中から好きな物をその場で選び、炭火焼などにして食べる事が出来る。前回は生牡蠣を食べたので、今日はバケツの酒蒸し・10枚@1500円に決めた。 「海のミルク」とは、よくぞ言ったもの。ふわっとした喉ごしと、旨みは最高! 「牡蠣は蒸しが一番」とツレは言う。生も捨てがたいが、蒸しの旨さに翻弄された今宵。 |
2014/07/15 | 道の駅・スワン44ねむろ |
スワン44ねむろ 裏側からは風蓮湖を見下ろす |
根室市にある日本最東端の道の駅。 風蓮湖に隣接して建ち、全面ガラス張りの窓越しに見る風蓮湖のパノラマ・ビューは、まさに絶景。館内に設置された大型テレビ画面や双眼鏡で、野鳥鑑賞する人も多い。 |
風蓮湖 | |
根室半島の付け根に位置する淡水と海水が入り混じった汽水湖。汽水湖としては、北海道第三位の規模を有す。この風蓮湖と根室湾を分ける砂洲・春国岳は、地表を厚い苔で覆われたアカエゾマツの原生林が広く知られている。有史以来の未踏の地で、自然をまるごと今に残す。日本最大級のハマナスの群生地。 道の駅・裏の木道を散策してみた。野鳥が多く飛来し、運が良ければ白鳥が見られる事もあるそうな。しかし、今朝は・・・いない。 雄大な空と、風蓮の風と、草花の囁きと、鳥のさえずり。漂うは、道東の風土がもたらす儚く寂しげな旅情。 |
2014/07/15 | 納沙布岬 |
納沙布岬とは、アイヌ語で「ノッ・サム」(岬のかたわら)の意味。珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟む海の向こう側は、現在ロシアの実効支配が続く歯舞群島が横たわる。現在、ロシア巡視艇が海上に頻繁に現れるのだと。 一昨年ここを訪れた時は豪風雨。一寸先も見えず、灯台の周囲を回り早々に引き上げた。今度こそ、「見たい!北方領土!!」 |
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四島(しま)のかけはしと祈りの火 | |
1980年、3年の月日をかけて竣工した「北方領土返還と平和祈念」のシンボル像。四島とは、国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島を指す。 像の下では、1972年沖縄県波照間島から全国のキャラバン隊の手により運ばれた「祈りの火」が灯る。アメリカ占領下から日本復帰を果たした沖縄にあやかろうとの決意と希望の火だ。「返還実現の日まで燃やし続けよう。」と浄財を募っているが、ガス燃料経費がかさむため維持は苦しく、今は北方館の開館時間のみ灯火。点けたり消したりなら、すでに種火の意味もあるまい。ならば、LEDに変えたらどうだろう。要は返還への思いの象徴であり、拠り所なのだから。と、ふと思う。 |
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望郷の家&北方館 | |
望郷の家は、1972年に千島歯舞諸島居住者連盟が開設し、現在は根室市所有。一方、北方館は、1981年に北方領土問題対策協会が開設した。が、どういう訳か今は望郷の家と北方館の2つの建物がくっつき、2Fでつながっている不思議な建物なのだ。 北方館2Fでは、覗けば見られる様に双眼鏡は北方領土へ向けられている。歯舞群島の水晶島は7km先、貝殻島は何とたったの3.7kmしか離れていない。天気が良ければ、貝殻島で警備するロシア兵士が動く姿さえも双眼鏡で認められるのだと。ひょいと手を伸ばせば届きそうな近さ。 第二次世界大戦後、四島在住の日本人達は着のみ着のままでロシアにより島を追われた。以来、今日まで四島はロシアの実効支配下。この距離の近さを思えば、かつて家や故郷を奪われた人々の無念が、そくそくと伝わってくる。 |
2014/07/15 | 知床峠 |
正面は羅臼岳 |
海の向こう・中央やや右の若干尖った所が、国後島・泊山 |
知床峠は、羅臼町と斜里町を結ぶ国道334号・通称「知床横断道路」の峠で、知床八景のひとつ。7月なのに、まだ所々に雪が残る。 目の前に聳える羅臼岳の迫力は、圧巻だ。目を転ずれば、右手に横たわる根室海峡。海の向こう、微かに見える山影が「知床旅情」の歌詞そのままに、はるか国後(くなしり)の泊山。 雨男と雨女のツレと私が、肉眼で初めて見た北方領土。大感激。 |
2014/07/15 | 道の駅・うとろシリエトク |
国道334号線沿いにある、知床番屋をイメージした道の駅。シリエトクは、アイヌ語で「地の果て」の意。知床の語源である。世界遺産「知床」の玄関口に位置し、知床観光の拠点施設として大人気。過去2年連続で、北海道の道の駅・人気No1を獲得した。 この暑さで汗だく。まずは、施設内の観光案内所で風呂探し。 |
2014/07/15 | ウトロ温泉・夕陽台の湯 |
ウトロ港を見下ろす断崖に、木々に囲まれて建つ日帰り温泉。6~10月のみ営業の人気温泉。入湯料@500円。 小さな内風呂1つ、露天風呂1つ。岩で囲んだ露天は、一見、池か?と。もしかして、鯉でも泳いでいるのでは?と、傍で体を洗っている人に恐る恐る確認した。 ここで、地元漁師の奥さんに会った。毎日来るので、家のお風呂にはほとんど入らないとのこと。「今、ウトロ港は鱒の最盛期。ちょっと前はホッケだったの。主人の仕事柄、魚は買ったことがない。冷蔵庫で急速冷凍保存し冬中食べるわ。ウトロは田舎で、冬は流氷も来る寒い所だけど、いい所なの。」とふわりと微笑んだ。彼女は、40代の艶やかでスレンダーな美人サン。こんな人口の少ない所に、こんな綺麗な人がいるなんて。ウトロの漁は、仕掛けて置いた網から朝 魚を水揚げし、夕方帰宅する沿岸漁業。サラリーマン同様に毎日自宅から出勤するのだと。11月からは漁がないので、毎日が日曜日。世の男性陣が聞いたら、羨ましくて垂涎ものだろう。 休憩室で読書をしつつツレが上がるのを待っていたら、バタバタと中年女性が入ってきた。「見える?」と言う手には、スマホがかざされている。初見さん。私も反射的に「ん?何?」と問う。「夕陽。今日の日の入りはPM7:06分なんだけど、木が邪魔で良く写らないの。」 。ここは日本一の夕陽が見られる所だと、すっかり忘れていた。受付の爺ちゃんに、夕陽のビューポイントを聞くと、男湯の脱衣所で見れると言う。でもなぁ、私一応女だから男湯はちょっと・・・。尻込みする私に、言う。「大丈夫だ。怒られない。」。オイオイ、爺ちゃんったら「怒られなくても変態と思われるっしょ。私。」。 埒が明かないので、外へ出て近くの高台へ。夕陽はまさに沈む寸前。電線が残念ではあるが、オレンジ色の大きな夕陽が海に映り、例えようもなく美しい。 泉質:ナトリウム、塩化物・炭酸水素塩泉 透明に近い薄茶色 |
14/07/16 | オロンコ岩 |
ウトロ港となりにある高さ60mの岩。知床八景のひとつ。 名の由来は、昔ここを通りかかるアイヌの船を襲っていた先住民・オロッコ族にちなんだもの。かつては島だった様だが、今は陸続きとなっている。 狭い170段の階段があり、上ると知床連山・ウトロ市街・オホーツク海が一望できるそうな。岩山に掘り込められたトンネルの前にトラックが止まり、全く気づかなかった。残念。 |
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14/07/16 | ゴジラ岩 |
オロンコ岩の手前にある岩。道の駅からも見えるが、その形はどう見てもゴジラ。正式名・ローソク岩で、通称・ゴジラ岩と呼ばれる。ただし、岩の西側以外から見るとただの細長い岩にしか見えない。 ゴジラ岩に寄り添うのが、帽子岩。ウトロの名は、アイヌ語のウトゥルチクシから来ており「その間を我々が通る所」と言う意味。その間とは、ゴジラ岩と帽子岩の間のことだ。昔の人たちがこの狭い隙間を通っていた目的は、何? |
知床クルーズ | ||||
知床で船に乗るとは、考えてもいなかった。そも始めは、昨夜の風呂での夕陽騒動。休憩室に飛び込んで来て「見える?」とのたもうた御夫人。実は本州からの観光客で、知床クルーズを楽しんできたと。「で、どうでした?」と私。彼女はちょっと考えて「知床は世界遺産になってから車での通行規制がきつくなり、 今は陸上からは行けない所もあるので、海から見られたのは良かったわ。」。 これは、行かねば。 翌朝、道の駅の観光案内所が開くと同時に飛び込んだ。船は流氷観光でも運行している大型船よりも、小型船の方が沿岸沿いに走り所要時間も短いとのこと。コースは、港⇔カムイワッカ。港⇔知床岬の二択。岬コースは所要時間3時間で、熊目撃率は98%。 「熊は、春に東北で見たからイイ。」と家人。小型船・カムイワッカコースに決めた。乗船料金@3300円。 |
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(有)知床遊覧船サイト掲載地図より編集 |
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乙女の涙(フレペの滝) |
男の涙(湯の華の滝) |
クンネポール |
オーバーハング |
カムイワッカの滝 |
①乙女の涙 知床連山に降った雪と雨が地下に浸透し、切り立った100mの断崖の割れ目から流れ落ちる。ホロホロと流れ落ちる様が涙に似ているので「乙女の涙」と呼ばれている。 ②男の涙 岩間からしみ出た地下水が海に落ち込む。現在は陸路での往来は禁止されていて、海からしか見られない。 ③クンネポール アイヌ語で「黒い穴」の意。流氷による侵食を長い間受けて出来た直径20mの巨穴群。まさに、自然の驚異。 ④オーバーハング 垂直に切り立った断崖のこと。まるで、彫刻を見るような。 ⑤カムイワッカの滝 アイヌ語で「神の水」の意。活火山・硫黄山から湧き出る温泉が、川に流れ込んだ温泉水の滝。 乗船予定の1グループがメンバーが集合時間に揃わず、乗客はたったの5人。チャーター船みたいで、恐縮。 手付かずの自然景観を前に、ただただ圧倒された70分。別世界へタイムスリップしたような気分だ。 |
14/07/16 | カムイワッカ湯の滝 |
一の滝 (中央・大岩の横に見える頭は 入浴中の男性) |
海から眺めた「カムイワッカの滝」を、陸路で。ここへの道は、後1週間もすれば車両規制がかかり、乗入れ禁止となる。 活火山・硫黄山から湧き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉の様だ。湯は上流へ行くほど高温だが、一の滝より上は立入禁止。 湯に足を浸け川を上るのは気持ちが良いのだが、ゴロゴロとした石の上を歩くので足裏が痛く、しかも滑る。毎年 滑落事故が後を絶たないのだと。 湯を掌に掬い、なめてみる。しょっぱくて、強い硫黄臭がした。有害。今は販売中止となっている入浴剤「六十0ハップ」にそっくりだ。 一の滝の滝壺で、中年夫婦が水着で入浴していた。少々人目が気になる様子。 |
14/07/16 | 知床五湖 |
一湖と知床連山 |
高架木道 |
知床八景のひとつ。 知床連山や原生林を湖面に映して醸し出す大自然と神秘の風景は、観光客を魅了してやまない。 五湖を巡るコース(所要90分)と一湖を見渡す高架木道コース(所要40分)の2つの散策ルートのうち、私たちは一湖コース。無料。 長さ70mの知床半島は、200頭が生存する世界有数のひぐま密集地。5月中旬から7月末までは、ヒグマの活動期に当たる。 くねくねと続く木道に設置された電気柵は、ヒグマ対策である。 「もしも、出て来たら・・・」と思うと、ここまで対策が施されていても怖い。 |
閑話 |
ソーセージの悲しい最後 |
知床五湖のトイレでのこと。1枚の貼り紙に、目は釘付けになった。 知床のヒグマ・コードネーム97B-5、別名・ソーセージ。1997年秋、親から独立したばかりの若い彼女は、多くの観光客が往来する国立公園入口付近に出没した。観光客は、彼女にソーセージを投げ与えていたという。以来、彼女は人慣れし、頻繁に道路沿いに姿を見せる様になった。一度人間の食べ物の味を知ってしまうと、人から食べ物を奪おうとし車や家屋の中に侵入しようとする。ある朝、彼女は小学校のそばで鹿の死体を食べ始めた。このままでは、悲惨な人身事故を引き起こしかねない。もはや、決断の時だった。知床財団職員の手で、彼女の命は一瞬のうちに消えた。知床の森に生まれ知床の土に還るはずだった一つの命が、観光客の何気なく与えたたった1本のソーセージによって失われたのだ。 そう言えば、ここへ来る前に訪れた「カムイワッカ湯の滝」は森の中の道を行く。その道路脇には、車線の上に座り込むキタキツネがいた。「怪我でもしているんじゃないか?」と家人。しかし、よく見れば、そうでもなさそうな。最徐行で脇を通り過ぎようとしても、驚く様子もなく視線を外すことなく私たちを見つめる。おねだりキツネ。さらに進むと、今度はシカが1頭同じく道路脇で佇んでいた。キツネもシカもまだ子供。特にシカは群れで行動する習性があるので、1頭だけでいるのは稀だ。人間の食べ物の味を知り、群れから離れ人に依存する様になったのか。餌やり、ばかりではない。弁当の食べ残しなどの不法投棄が事故を招き、動物たちの命のみならず人の命すらも奪う。原因を作っているのは、人。 「長かったな」とトイレから戻った私に、家人が言った。あの貼り紙のせいで、涙が溢れトイレどころではなかったのだ。 |
14/07/17 | オシンコシンの滝 |
日本の滝百選。 「凄いよ!」と友達から聞いてた流氷ツアーでの「オシンコシン」は、バリバリに凍って何が凄いのかさっぱり。 さて、夏。前回の外れ感で、今回はあまり期待はしていなかったのだが・・・。階段を上がって滝に近づく程に、冷蔵庫の扉を開けた様な冷気に包まれた。階段下より10℃近くも気温が低い。まるでミストの様な飛沫が、ぐっしょりと服に沁みる。凄い!他に言葉が見当たらない。 |
14/07/17 | ふるさと銀河線 |
CR75-3(ラッピング車・999ホワイト) |
ふるさと銀河線は、北海道ちほく高原鉄道が運営していた十勝の池田駅から北見駅への鉄道路線。1987年、旧国鉄の池北線を引き継いで第三セクター化したが、長引く不況や人口流出による過疎化で2006年に廃止。当初、高原鉄道側は沿線自治体に鉄路存続の資金協力を要請したが、陸別町以外は拒否した。 銀河線廃止に猛反対した陸別町は、日本一寒い町としてその名を馳せる。この町は鉄路以外の公共交通機関が無かっただけに、銀河線への思い入れは深い。廃止2年後には車両6台を買い取り、観光鉄道「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」を創設。陸別駅構内では、「乗車体験」や「運転体験」や「足こぎ式トロッコ乗車」などが出来る。 旧ふるさと銀河線の駅は「道の駅」を兼ね、1階にはバス案内所・資料館・物産館、2階に宿泊施設を擁す。一目でそれと分かる鉄キチの若者が、ふらっと訪れて熱心にカメラのシャッターをきり、いつまでも、そこを離れようとしない。興味の対象はそれぞれで、車両だったり線路だったり。まさに、マニア垂涎の地だ。 |
14/07/17 | 道の駅・しほろ温泉 |
さんま蒲焼丼@500円 |
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山奥のひなびた温泉宿。裏にパークゴルフ場があるため、高齢者グループの休憩や宿泊で賑わっていた。さて、私と家人はここで車中泊。ゆったりと時間をかけた湯浴みと、洒落込むか。 温泉は@500円。世界でも珍しい純植物性のモール温泉。茶褐色で透明度あり。湯の華がちらちらと舞う。気持ち、いい~。小腹がすいたので、温泉内の飯処へ。注文は「さんま蒲焼丼」。 が、たれが甘ったるくてイマイチ。麺にすれば良かったかな? 車中泊的に言えば温泉イチオシだが、如何せん道の駅のトイレが頂けない。施設はいいのだ。が、蜘蛛の巣だらけで掃除がなってない。 取り合えず今夜は爆眠し、翌朝 近場の道の駅へ移動し要を足す。 |
14/07/18 | 然別湖 |
奥の山は(左・天望山、右・白雲山) |
然別湖(しかりべつこ)は、十勝館内然別町北部にある大雪山国立公園にある湖。冬季、然別湖氷上コタン祭りでのイグルー(氷の家)内に作られた氷上露天風呂が、観光客に大人気。 湖畔には2軒の温泉ホテルが建つ。自然保全のため2軒なのだと。何気にそのひとつの足湯へ。 「あぁぁ、これは気持ちいい。」。ここも茶色のモール温泉。しかも、温度が非常に高く数分後には足がじんじんとする。普通の人なら熱過ぎて入れないかも。 高温湯好きなツレは、満悦だが。ならば、ここでの入湯をと思ったが、如何せん開館時間には相当に間がある。ホテル泊も一押し。 |
14/07/18 | そば処大雪 |
最後の宿は、勝手知ったる「道の駅・しかおい」。 国道を挟んで建つ蕎麦屋さんが、以前からとても気になって仕方ない。だって、ここは鹿追そばの産地なのだもの。で、暖簾をくぐった。客は地元のなじみ客が多く、オーダーは申し合わせた様に「もりそば」@580円。意外にも店主は若夫婦だが、蕎麦はコシのしっかりした十割そばだ。素朴な舌触りが、えも言われず美味い。あぁ、久しぶりに本物の手打ちに出会えた♪ |
完 |
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©2007匁の旅手箱 |