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東京・散歩


めにゅー メンバー紹介
高泉淳子のア・ラ・カルト35th「僕のフレンチ-specialmenu-」 23/12/23 〇通常(家人・私)
〇時に(家人・息子・私)
〇たまに(私・友人)



その時々メンバー入れ替わり
酉の市・府中 23/11/11
イヴ・サンローラン展と六本木BEER 23/10/09
神宮外苑の樹木伐採 23/10/07
幕張ランチ(ホテルニューオオタニ幕張/大観苑) 19/09/01
阿波踊り(高円寺&南越谷) 19/08/24&25
二匹のおばちゃん東京見聞録(歌舞伎座・国立演芸場) 17/04/15
お茶の水・神田 16/05/15
谷根千 16/04/30
小石川後楽園 16/04/25
東京都庁 16/04/18
柴又 16/02/21
築地市場→六本木 16/01/12
酉の市・浅草 15/11/06
亀戸 15/09/22
日本橋 15/08/08
都電・荒川線 15/07/11
亀有 15/06/29






●高泉淳子の「ア・ラ・カルト35th 僕のフレンチ-special menu-」 in I'M A SHOW



出典・チラシパンフ

今年も残り少なくなったある夜、有楽町で舞台を満喫してきた。

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台本・構成・演出  高泉淳子
日替わりゲスト   春風亭昇太・篠井英介・尾上菊之丞・ダイアモンド☆ユカイ

物語の舞台は、とあるレストラン。時はXmasシーズン。
ワイン好きな常連客・サラリーマンの高橋がレストラン「ア・ラ・カルト」のオーナーを引き受け「僕のフレンチ」を開店した。 Xmasの夜にレストランを訪れる人たちの人間模様が、ジャズ演奏をバックに炙り出されていく。

初演は1989年。以来 会場を変え形式を変えながら35周年の今日まで続く。
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今日のゲストは、俳優の篠井英介氏。
歌あり、踊りあり、芝居あり。芸達者で、さすが魅せる篠井さん。

ア・ラ・カルトでお見合いする男(篠井)と女(高泉)。まずは料理の注文を済ませると、そのメニューを回収されそうになった男は頑なに拒み、 代わりに飲み物のメニューが渡されると、さっきは嫌がった料理のメニューを素直に返して呟いた。「・・・これが命綱なので」。
もしかして、これカンペでしたか?篠井さん。うふふ。いやいや、これも演出のうち?

コミカルで洒落た大人時間がふんわりと紡がれて、心地よい時が流れていく。


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コロナの影響で、昨年までは場所を変えてのライブステージでの開催だったとか。 今年の会場 I'M A SHOWは、元々は劇場だったそうな。


残念:其の1 飲み物問題

赤ワイン
シートのひじ掛けに仮置きし、隣に人が座る前に一気に飲み干した。

この企画、入場の折に飲み物(ワイン・ソフトドリンクなど@600円。)購入が必須となっている。 「舞台を見ながらワイン。何て乙な♪」とテンション上がり気味の私だが、それを手に座席に着くとドリンクホルダーに置くしかなく、 隣の人が座ろうとするとそのコートの裾で私のワインをひっかけてしまう。 グラスが硝子ではないので壊れる心配はないが、とてもゆったりとワインを楽しむ状況ではない。


残念:其の2 トイレ問題
多くの人は、休憩時間にトイレへ駆け込むが、総じて女子トイレは一人当たりの所要時間が男子より長いのが常でために混む。 それをスタッフが見越し、休憩時間だけ男子トイレを女子に全面解放し、多目的トイレ(1個のみ)を男子に使わせた。 ために、男子トイレは長蛇の列で休憩終了の「席へお戻りください」とのアナウンスが流れても、終わらない男性たちが続出。 お陰で女子トイレは待ちなしで使用という塩梅。 ここまで極端な事をしなくとも、他の階のトイレを使わせて貰うとか、柔軟な方法はなかったのか。 この会場での開催は初めてとか。もし、来年もこの会場を使うならば、折角の素敵なエンターテイメントを心おきなく楽しむために、ご一考を。


Merry Christmas and a Happy New Year!
2023/12/23
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酉の市・府中
浅草に次ぎ二度目の「酉の市」探訪。


出典・キテキテ府中NEWS





JR府中本町駅
府中市は東京都多摩地域の人口26万人の市。
律令時代には武蔵国の国府が在り、それが市名となった。





大國魂(おおくにたま)神社
武蔵国の総社にして、東京五社のひとつ。

酉の市



酉の市は、鳥に因む名の神社の年中行事とされ、関東地方中心の祭り。寺社は、武運長久、商売繁盛、開運の神として信仰されている。

本殿へ誘う様に続く提灯は、圧巻。



府中の酉の市は「関東三大酉の市」のひとつ。




縁起熊手市

熊手が売れる度に威勢良い手締めが行われ、年末の高揚感満載。



本殿

参拝の順番を待って並ぶ人々による長蛇の列。
当方は遥拝にて失礼。





けやき並木通り
駅から徒歩1分の馬場大門のけやき並木。
ここは、大國魂神社の参道でもある。

筋肉隆々の大きな馬像の迫力に圧倒される!
さすが、競馬で知られる府中らしい。





元禄そば・江戸一
京王線・府中駅に隣接する複合商業施設「武蔵府中ル・シーニュ」1F

TV「アド街ック」で観て、早速行ってみた。

店頭の「立ち食いそば店」との表示にびっくり。
とは言え、カウンターにそって横一列に並ぶ椅子に着席し、立ち食いの人は一人もいない。

時分時でもあり、店内は超満席。
男性店員さんの巧みな誘導で、客の流れがとても良い。




天ぷら蕎麦@500円

「特徴は麺の長さ」とネットの書き込みでみた。
一本づつが、確かにながーい。

創業はかなり古いそうで、確かな老舗の味がする。
まんぞく、満足・・・大満足。





KEIO府中駅





JR駅も凄い人混みだったが、京王駅も大混雑。
新宿まで、特急でたった22分。





武蔵府中よもやま話
偶然に入った商業施設のトイレの貼紙

         出典・府中の口伝え集





国史跡・武蔵国府跡

国司館と家康御殿史跡広場

帰路、JR府中本町駅前へ引き返した。
この広場はJR駅から徒歩1分の駅隣接地。

国司館は、7世紀から8世紀に都(奈良)から派遣された上級役人(国司)の住居兼執務室を2~4mの柱により再現。

※当時、府中は政治の中心であったそうな。



朝礼の様子を再現したものか?




後を通る女性がガリバーのよう・・・





東京競馬場
JR府中本町から競馬場への連絡通路(フジビューウォーク)

今日は開催日のため入場券の当日販売はない。



通路の窓から垣間見た場内



この辺り、飛鳥時代から奈良時代前期には国司館が、安土桃山時代~江戸時代前期に家康の鷹狩用御殿が建てられた。現代はギャンブルの聖地?として賑わう。

これらが同じこの土地の上で繰り広げられた史実。
永い時を一気に駆け抜けてきた様な・・・。しばし、頭の切り替えタイムが必要。
2023/11/11
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●イヴ・サンローラン展と六本木BEER
20年ぶりの友との再会とイヴ・サンローラン展。

国立新美術館
★イヴ・サンローラン展
チケット(2,300円、前売り2,100円)

電子チケットをスマホで確認し、紙のチケットを渡される。




イヴ・サンローランの誕生から作品と彼自身の変遷を12章構成で繰り広げる




数多の作品群の後に現れたのは、等身大のドレスを纏う人形たちが繰り広げる絵巻物の如く。その煌びやかさは、圧巻!一部撮影可の所があるとのこと。周囲が一斉にスマホを構えている処を見ると、ここか?

その昔、イヴ・サンローランにより巷で大流行した台形やAラインの服やパンツスーツやトレンチコートなどは、当時としては革命的に斬新なものだった。それは、イヴ・サンローランによるファッションにおけるフェミニズムと言っても過言ではない。




花嫁たち

出典:Tokyo Broadcasting System Television

淡いピンクの薔薇をあしらったヘッドドレスとビキニ風のウェディングドレス&ガウンは新しい女性像の象徴





出典:Tokyo Broadcasting System Television

かぎ針編みで丹念に編みあげたウールニットのドレスは、ロシアのマトリョーシカにも似て顔と両手だけを露出した古典的なもの。

2作品により斬新と伝統を対比し、「女性解放」を雄弁に語ってみせる。



「自分をしっかりと持ち、気に入った服を永く着る」。それが、「チープ・シック」と言うファッション哲学。

イヴ・サンローラン語録
●「着こなし(ファッション)は、生き方である」
●「人生でもっとも大切な出会いは、自分自身と出会うこと」
●「ファッションは廃れる。だが、スタイルは永遠だ」





サロン・ド・テ ロンド(2F)

ティルーム (出典・NACT All rights)





ブラッスリーポール・ボキューズ・ミュネ(3F)

ポール・ボキューズ氏の正統派フランス料理の店
(出典・NACT All rights)



入口

外の雨模様のせいか、待ち時間なしで入店



店内




●ランチセット 2,970円/人
◎パンとペースト




◎メインディッシュ
夏ダラのボアレ ビベラード添え
ビアルネーズソースとバジルのソース




◎デザート

ココナッツのブランマンジェ
クーリーエキゾチック
白ワインのジュレとフルーツのサラダ添え



◎珈琲




コース外
◎カボチャのスープ@550円

正統派フランス料理コース、感激。





六本木バー・TUSK
札幌へ帰宅する友人のフライトまでのすきま時間に一献。








ギネスBeer 1Pint/1,540円/各




上から覗くと、何とオシャレな泡アート





「リップルメーカー(リップルズ社開発)」に泡のあるドリンクを注いだグラスをセットするだけで、イラスト・メッセージ・顔写真などが印刷できるそうな。

ただし、クリーミーな泡でなければ絵などの輪郭がぼけて崩れてしまうので、美しい泡アートはきめ細やかな泡であることの証明でもあるのだとか。

時代はここまで進歩していたのか。感動!


※友人・Kちゃんの変わらぬ真摯な人柄は、涼風一陣となって明日への活力を置いていった。
23/10/09
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●神宮外苑の樹木伐採
神宮外苑の再開発に伴う樹木の伐採、その予定地を見る。今日のメンバーは、私・家人・息子。

原宿駅




道路を挟んだ向えのビル・ユニクロから見た原宿駅





竹下通り
外国人と若者でいっぱい


竹下通りを歩くと、あちこちにマネキンが!と思ったら、動く、歩く、しゃべる・・・
なんと、若い女の子。

フリルやレース・リボンをあしらったワンピースにヘッドドレスを着け、ひらひらの日傘まで持っている。これ、可愛いが詰まったお嬢様ファッション・ロリータ系。黒系のドレッシーなワンピースに小さなハット、足元はタイツ。こちらは、ゴシック系と言うらしい。もう、こうなれば門外漢の私には違いが定かではないのだが、これが現代の原宿ファッション系?。この格好で電車に乗って、ここまで来たのか?

お人形さんが隣を歩いている様で、不思議な気分。





東郷神社
日露戦争にて連合艦隊司令長官だった東郷平八郎を祀った神社




門から見える社は、切り取った一幅の絵のような




扉には、菊と蔦の葉を組み合わせた大きな紋
菊は天皇家、蔦の葉は東郷家の家紋




本殿




海の宮


東郷神社の末社。
海軍・水産関係者などの霊を祀る。





表参道ヒルズ 同潤館


関東大震災後の復興住宅として建てられた同潤会アパート。
1924年から9年の間に都内などに16棟を建設。
そのほとんどが、水洗トイレや電気・ガスを備えた当時としては超近代的な集合住宅で、ここに住むことはステータスだったそうな。

今は全てが取り壊されているが、取り壊しの時には保存運動が起きたとか。現存するここは、跡地に建てられた記念館。

住んでみたかったなぁ~





秩父宮ラグビー場


工事用コーンやらで、何となく落ち着かない風景に





東京都立青山高等学校


2023年度の偏差値71を誇る人気の都立高校。
この立地と偏差値は垂涎・・・





明治神宮野球


1926年の開場以来、東京六大学などに使われ、現在は東京ヤクルトスワローズの専用球場として都民には馴染み深い球場となった。

しかし、野球場は築90年を超え老朽化や耐震補強工事を実施していたが、都から神宮外苑再開発構想を打ち出された。まずは、神宮第二球場を解体、人工芝の新規ラグビー場を建設し、秩父宮ラグビー場を解体し、跡地に新野球場を建設し2032年の利用開始を予定しているそうな。なお、神宮球場跡地は防災拠点としての中央広場を設ける予定。すでに、第二球場は利用終了。

伴う、周辺のイチョウ並木伐採計画が浮上し今もなお根強い反対意見が続いている。





神宮外苑イチョウ伐採計画





(出典・東京新聞)


上記資料・右側の「神宮球場から秩父宮ラグビー場まで」の青い点線部分が伐採予定の木々。工事用フェンスで目隠しされ、見ることは出来なかった。





国立競技場


今日も中から歓声が聞こえてくる。





東京体育館メインアリーナ


今夜のバレーの試合、ここで待ったら高橋藍に会えるかな。
いえいえ、会場は国立代々木競技場第一体育館だそうな。





鳩森八幡神社
千駄ヶ谷の富士塚(都内最古の富士塚)


富士山を模した富士塚は、富士山を信仰の対象にしてきた富士講の人々により全国各地につくられた。





山頂に「奥宮」がある



奥宮


ものの5分もあれば登って降りて来られそうなコンパクトさ。
が、富士山から持ち帰った溶岩とおぼしきゴツゴツとした岩と急勾配で、歩きづらい事この上なし。





将棋会館


後4日後の10月11日、藤井聡太七冠が前人未到の八冠に挑む。会館内の売店には藤井聡太グッズを求めるファンたちの姿がちらほらと。

近々、近所への移転が予定されている。
 





ほそ島や


藤井聡太七冠が勝負飯を注文する蕎麦店として有名。
将棋会館から立ち寄った将棋ファンが、外で順番待ち中。



●盛りそば@700円

家人と私



●半中華麺と半カレーライスのセット@1,300円

息子

「半」を侮った息子は、盛りの良さに四苦八苦。





イチョウ並木

300m程も続くイチョウ並木は健在で、とりあえずほっと胸をなでおろす。

左側の木の根本あたりが「SHAKE SHACK」(シェイクシャック)。
店頭には、大勢の人が並んでいた。
イチョウ並木を一望しながら飲む珈琲は、格別だろう。





青山墓地
前を通りかかったが、如何せん墓地内の地図表記が無くて誰が何処に眠るのか、皆目見当がつかぬままに歩いて出会った方たち。


東芝の創業者・田中久重


「東洋のエジソン」と言われた人物とか。





銀座八丁目に店舗を構えたおり、店の前に掲げた言葉。



耳鼻咽喉科の先駆者・俳人・歌人の久保猪之吉


医学のみならず文学にも精通し、多くの文学者たちとの交流も活発だった。





妻・より江は夏目漱石・正岡子規などが祖父宅に投宿していた影響で幼くして俳句をたしなみ、俳人としても才能あふれた人だったそうな。ちなみに、漱石の「吾輩は猫である」に登場する女学生・幸江は、より江がモデルと言わる。

同じ墓石にふたりの名前が並ぶ。きっと、仲の良い夫婦だったのだろう。





桂由美ブライダルハウス東京本店


遠くからでも人目を惹く存在感。さすが、Yumi Katsura。





ジャニーズ事務所


喜多川氏の性加害問題で連日マスコミを賑わせているジャニーズ事務所。
昨日、社屋の「ジャニーズ」の文字を撤去したが、今日も多くのファンが訪れていた。





乃木公園


日清・日露戦争を戦った乃木将軍の邸宅地跡。
乃木将軍の遺言により、公園として東京市に寄贈された。





旧・乃木邸
愛馬用の井戸




馬小屋


各々のスペースに、一頭づつの馬の名が記されている。





乃木神社


乃木希典将軍と妻・静子が祀られている神社。
近くの道は、かつて「幽霊坂」と呼ばれていたが、のち「乃木坂」と呼ぶ様になったとか。





ちょうど、結婚式の真っ最中。





赤坂王子稲荷神社


乃木神社の境内社

乃木坂46のメンバーが乃木神社で成人を祝うため、ファンが集うようになったとか。





赤坂学園(赤坂小学校・赤坂中学校)





2F部分からは、道路を挟んだ校舎へと繋がる「上空通路」が。


2023年4月、赤坂小学校と赤坂中学校が合併し、港区3番目の小中一貫教育校「赤坂学園」として開校。立派な建物が目をひく。





赤坂サカス
TBS


TVで馴染みの所、皆さん、憩ってます。





人気ドラマ・VIVANT 英文字のそれぞれに出演者のサインが!

     ↓  


右上・阿部寛のサイン)





山王日枝神社
日枝神社は、江戸氏が山王宮を祀り、のち太田道灌が鎮守の神として川越からこの地に移した。

裏参道の鳥居


この鳥居は、神田明神などの「明神鳥居」に三角形の屋根が取り付けられた「山王鳥居」と言われる特殊なものだとか。

急階段なため、横にエスカレーターが設置されている。珍しい!



社務所




本殿


なぜか不穏な雲が現れた・・・





日比谷高校


日比谷高校と言えば、庄司薫の「赤ずきんちゃん気をつけて」
言わずと知れた「超エリート校」

校門越しに自民党本部が見える。





セイコーハウス銀座


ウォルト・ディズニーの創立100周年を記念し、ミッキーマウスの誕生日11月18日まで期間限定で、時計塔の文字盤にミッキーマウスが描かれる。紫のライトアップが幻想的。

    ↓

文字盤のアップ




日本ばし・すし鉄


昼の蕎麦が、まだ胃に留まっているような。
「寿司をつまむ程度に、軽~く」と入ったのが、ここ。
慶応2年創業の江戸前寿司の老舗。

息子いわく「前を通った時にランチで食べてみたかったんだ」


雅にぎり@5,500円/一人前


ほかに、お椀(味噌汁)@330円/一人前
アサヒスーパードライ@660円×2   
サービス料でも入っているのか、占めて24,000円

さすがにネタが良い。美味い。
が・・・お値段も一流。息子よ、すまぬ。
2023/10/07
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●幕張ランチ
友人と懐かしの再会。それだけで胸がいっぱいなのに、場所が初めての幕張ニューオオタニとあらば、畢竟 胸の高鳴りを抑えがたく些か緊張気味。

ホテルニューオオタニ幕張/大観苑
飲茶とスイーツオーダー式ビュッフェ(@3500円 90分)

◎冷菜
●板春雨とピータンの彩りサラダ仕立て
(写真撮り忘れ)


◎熱菜
●本日のスープ



●若鶏のうま辛クレープ包み
●油淋茄子 揚げ茄子の自家製ネギソース掛け




◎麺飯
●濃厚ブラック担々麺

「うわぁ、黒い!」



★点心
●小籠包
●ふかひれ入り蒸し餃子
●翡翠色の海鮮蒸し餃子




●白身魚の揚げ物 麻辣仕立て




★スイーツ
●愛玉子(オーギョーチー)
●マロンショートケーキ
●?
●ロールケーキ
●ストロベリーアイス
●バニラアイス




コーヒー(コース外)@500円

幕張のイメージは、ヨーロッパ風の街並み・海・ロッテ球場・幕張メッセなど、 総じてセレブの雰囲気漂う未来都市テイストの街。 長所の裏返しは短所でもあり、人工的・無機質という批判の意見も多く、人により評価が分かれる処ではある。

行く前に、初めて訪れる「ホテルニューオータニ幕張」について、 千葉在住の別系列の友人に「まさか」と思いつつ聞いた。 「ホテルニューオータニ幕張って、もしかしてドレスコードとかは無いよね?」と。 「ニューオオタニ級のホテルなら着ているもので態度が変わることは、さすがに無いけど・・・」と、 意外にも真顔の返事が返って来た。無いけど何ならあるのだ?


この日の幕張は、メッセでの“初音ミク”ファンミと“プロ野球・ロッテの試合”とで大混雑。 人波を抜け、ホテルに着いた。 ドレスコードの件は、飛びっきりの装いの客はいないが、 そこはかとなく漂う優雅さは、良い意味での幕張イメージそのもの。

お楽しみのランチ。
◎はお替りなし★がバイキング。 話に花が咲き、食べるよりしゃべる方に比重が傾いたせいもあるが、 自分で取りに行く一般的なバイキングスタイルではなく、 ウエーター氏にオーダーするシステムで、畢竟ガツガツと食べる気配は皆無。 そんな中、メイン料理の「板春雨とピータンの彩りサラダ仕立て」を カメラに収めずして腹に納めてしまった我ながら情けない体たらく。

気がつけば、席は全て埋まっていた。 本格中華と共に味わった俄かセレブ気分もまた話のタネ。 一度で二度おいしゅうございました。
2019/09/01
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●阿波踊りIN高円寺&南越谷
〇新宿

紀ノ国屋アントレ・ルミネ新宿店


まずは、暑さ対策として水分・栄養補給(各@259円 税込)
花園神社

新宿の総鎮守
古来より新宿で商売をしている人たちの信仰が厚く、
外国人観光客も多く訪れる。
ビルの谷間・表参道の大鳥居
幾多の戦禍、その度に再建を果たしてきた社殿
末社・威徳稲荷神社

“家内円満”“夫婦和合”“子授け”のご利益があるそうな。
裏の2か所に「とあるモノ」があり、撫でるとご利益があると言う。
それは何って?淑女ゆえ、口にするのは憚られまする。
新宿ゴールデン街


看板の後ろは花園神社

起源は、太平洋戦争終結後の闇市。 数々の変遷を経て1900年代後半には、野坂昭如や赤塚富士夫・遠藤周作・三国廉太郎・ なぎら健壱など著名人が集う「文化人の街」として全国に知れ渡った。 のみならず、たこ八郎や立花隆など、ここで働いていた人たちの中からも多くの人が巣立っていった。 呑むほどに酔うほどに、数多の著名各界人の呑み仲間から刺激と影響を受け、いつしか磨かれていく。 古き良き時代の「新宿ゴールデン街」。羨ましいかぎり。
まねき通り

「ゴールデン街」と言えば、デープな呑み屋街の印象が強いが、今は外国人観光客に大人気だそうな。
船橋屋・本店

新宿3丁目に佇む明治19年創業の老舗天ぷら屋。


夏の味覚コース(全7品)@5590円
季節の天ぷら8品(巻海老1 季節物6(魚介3・野菜3)かき揚げ1)
お刺身
料理1品
デザート
ご飯
みそ汁
香物



上左から煮凝り・香物・薬味(大根おろし)
下が刺身(しま鯵)



魚介天ぷら
(鮎、海老、きす、アナゴ他)



野菜天ぷら
(ゴーヤ、グリーンアスパラ他)



デザート

満腹になり、最後のかき揚げの写真を撮り忘れてしもた。
秘伝の胡麻油で揚げたての天婦羅を食す。何と幸せな!
〇中野
中野ブロードウェイ

「中野サンモール」を抜けると「中野ブロードウェイ(NBW)」




一歩 足を踏み入れると、何とも不思議な世界に抱き込まれる。
NBWは複合ビルで、 「まんだらけ」を筆頭にアニメ・サブカルの店が数多く並び「サブカルチャーの聖地」と言われる所以。
変や

古本屋からスタートし、今や本・コスプレ・買取屋などNBW内に27店舗を展開する「まんだらけ」。 その一つ「変や」。
入口からして「へんや」



じゅ、じゅ、じゅうにまんえん」



昔、町中で普通に見かけたブリキの広告板。
お懐かし、ケロヨン。家の玩具箱に転がっていたっけ。 他にも「中野名曲堂」やマニアの店「タコシエ」など個性的な店が多数。 NBWに身を置けば、既存の金銭感覚が全て初期化されそうな。

4FはNBWの倉庫・事務所・ゲームセンターやギャラリー。 さらなる高層部は高級マンションで、かつては青島幸男・沢田研二・岸部一徳などが住んでいたそうな。
ディリーチコ

地下1Fには、マニアックな部位を扱う肉屋や洋服・雑貨の店「プチパラ」。

さらに、超有名なディリーチコ」が。 この店のウリは全長40cm 8段超巨大ソフトクリーム。 段ごとにブドウ・抹茶・バナナなど8種類のソフトクリームが乗り@480円。 スプーンで下から上へ削る様に食べるのがコツだとか。大人から子供まで今日も大賑わい。

他にも、安価で小腹が満たされる店が多数あり。 面白すぎる空間・NBWは、それぞれの人にもう一つの異次元世界を提供する。
中野サンプラザ

1973年開業。JR中野駅北口に位置する宿泊・音楽などの文化複合施設。 正式名は「全国勤労青少年会館」。

国内外のアーティスト達の公演を行うコンサート会場としても有名で「 中野のランドマーク」とも言わる。 地上20階地下3階の特徴的な建物には、多くの人々の過ぎし日の大切な思い出が詰まっているのだが、 建て直しが決まっているそうな。
中野セントラルパーク
中野駅北口の警察大学校跡地を再開発し、造成された区画の愛称。 駅から徒歩5分の好立地。 豊かな緑の中野四季の森公園を軸に飲食店・ショップなどが入る 中野セントラルパークEAST(東棟)とSOUTH(南棟)の2つの大オフィスビル、 さらに中野署や病院、大学などがある。

UTH前の広場には、キッチンカーを横づけした、様々な出店があり、ビアガーデンも開かれていた。 とは言え、喧騒とは無縁のどこか他国にいる様なまったりとした時間が流れる。
中野四季の森公園

災害用トイレ
マンホールの蓋を開けテントを張ることでトイレとなる
ここは防災に特化した防災公園で、災害時は広域避難場所
噴水や池の水は地下水で賄われ、災害時は生活用水として利用される。

日本一の人口密度を誇る中野区。都心の観光化が著しい昨今、ここではしっとりと落ち着いた空気が漂っていた。 多くの人が、住んでみたいと思うのも頷ける。
〇高円寺
高円寺麦酒工房

中野四季の森公園から幾らも歩かぬ間に、高円寺に足を踏み入れた。

細い商店街の両脇に、祭りの模擬店が設けられている。 その中の一店の前で足を止めたのは、同行した息子。 「高円寺麦酒工房」は、この近くで店を出しており、麦酒好きの彼が何度か訪れたそうな。 まずは一番人気「ホップやモルトの豊かな香りが特徴」のイギリス発祥の「ベールエール」。 あぁぁ、五臓六腑に染み渡る。
高円寺・阿波踊り





高円寺阿波踊りは、高円寺商店会のパル商店街・青年部が町おこしとして始めたが、 今では日本三大阿波踊りのひとつに数えられている。 例年8月下旬(最終の土・日)の二日間、1万人の踊り手と100万人の観客で高円寺の街は沸き立つ。

人が多くて、見るも撮るもままならない状態。終わり近く、終点近くで前に潜り込め、やっと写真撮影を遂げた。 まるで「阿波踊りテンション」でパンパンに膨らませた風船の中にいるような。

※これを書いていたら、いきなり太鼓の音が聞こえてきた。近所の商店街の祭りか? ちょっくら、覗いてくるか。
2019/08/24
〇南越谷
一夜明けた今朝は、夕べ立ちっぱなしだったせいで背中と腰と脹脛が痛い。 裏腹に、心は未だ高円寺の熱気の中。

今年の阿波おどりは、三大阿波おどりの南越谷と高円寺の日程が被り、 今日なら来年を待たずに南越谷のが見られる。
はやる心に背中を押され、電車に飛び乗った。

だんご家族

東武鉄道(新越谷)と武蔵野線(南越谷)がクロスする駅前、旧ダイエー近くで一際目をひく行列。 これが、ご飯や餅の廉価販売で名高い「だんご家族」。 「この駅を通った時は、ここで団子を買う」と言うのが、我家の不文律。

団子1串@40円。私は、みたらし・餡・焼き。 まずは「戦(?)の前の腹ごしらえ」とばかり、 周りに倣いその場で立ち食い。 チラ見した芋羊羹も美味しそう。
南越谷・阿波踊り

参加連(グループ):77
流し踊り演舞場:4
舞台踊り会場:4
※例年の人出は70万人


西口駅前通り演舞場のスタート場所




J:COMチャンネル(地デジ11ch)

J:COMチャンネル(地デジ11ch)が南越谷中央通り演舞場に設置した特設スタジオから2夜連続の生中継し、 埼玉県内のJ:COMエリア約138万世帯へ配信。写真はモニターを写したもの。さすが画面が綺麗だ。

開会10分程前に道路の交通を全面止めし、祭りの主催者が道の両脇にロングシートを敷いた。 其々が持参の敷物を敷くよりも大勢が座れて、グンと効率的だ。Good Job。



女踊り

浴衣に編笠を目深に被り、下駄の前歯を前倒しにして楚々たる所作が何とも踊る艶っぽい。


男踊り(浴衣踊り)

浴衣を尻からげに着て足袋を履く。 振りは多様で、勇敢だったり滑稽だったり。 小道具は基本は素手だが、うちわや提灯を持って踊る場合もある。 若い男性の男踊りは、大きな動きで男の色気を滲ませる。惚れ惚れ!



やっこ踊り

ゴム引きの足袋を着用し、やっこ凧を操る様を表現する。


子ども踊り

一挙手一投足に歓声があがり、可愛い~
皆が祭りと言う同じ目的に向かい一丸となり、エネルギーを爆発させる。 人々の繋がりが強い程、祭りの後の寂しさは一入。
2019/08/25
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●親友と4泊5日の"2匹のおばちゃん東京見聞録

泊まったところ 丸忠SENTRO(南千住)

1日目  晴れ・・・暑い
KITTE

東京での第一歩、まずは二重橋(写真は割愛)
そして、東京駅前のKITTEへ(日本郵便の商業施設)
丸忠SENTRO

シングル@4000円、3連泊以上@3800円。TV、エアコン、アメニティ。
各階に湯沸しポット、館内には男女交代の大浴場と24時間シャワー室。朝7:00から8:30まで自販飲物が無料。

部屋は狭いが、このリーズナブルさは魅力。
2日目  晴れ
巣鴨

巣鴨のマスコット「すがもんのおしり」

すがもんのお尻に触ると、恋が実るんだって。
おばあちゃんの原宿・巣鴨には、ミスマッチな気もするが。
高岩寺(とげぬき地蔵)

ここで有名なのは「洗い観音」。
自分の体の悪い所と同じ箇所をタオルで拭くと、良くなると。
まずは、像の横で白いタオルを100円で買い・・・ととと
今日は何故か、離れた場所で販売している。そのせいか、持参のタオルで観音さんを拭く人がほとんどだ。我らは、誰かが置いて行ったタオルをちゃっかり拝借。

人の褌で相撲を取った2匹のおばちゃんに、御利益あれ。
浅草
手打ちそば十和田

天然えびと野菜天ざる@1500円

開店直後で、すんなりと席につけたが後ろは長蛇の列。
ツイテル、持ってる!のは私ではなく相方の方。
蕎麦は、しこしことした歯ざわりが嬉しい。
天婦羅のサクサク感もgood



浅草公会堂・スターの広場

沢山の手形が並ぶ
先般亡くなったペギー葉山氏の前に、白い供花も
上野

アメ横

今日は日曜日でどこも人が多く、疲れた~

上野駅を背にした分岐点。
かたやアメ横、かたや上中(うえちゅん)。
上中通りのファストフード店でcoffeeブレイク。
満席の店内、諦めて入口で水だけ飲んで帰る人も。

上野公園

西郷どん:犬がやけに小さい様な・・・
3日目  晴れのち夕方雨
歌舞伎座

前日の巣鴨・浅草・上野の人ごみに疲れ果て、今日はのんびり歌舞伎鑑賞と決めた。地下チケット売り場で当日券を購入。当日券が無ければ幕見席でも、との心配は杞憂に終わった。今日もついてる。




手に入った席は、1等席5列15・16。@18000円
役者の顔の細やかな表情までも手に取る様に見える。
加えて、花道が近くこれ以上はないベストシート。
あぁ、怖いくらいの運の良さ。

後日、帰宅すると家人が言った。
「坂田藤十郎、観たの?」
「え・・・・・・・・・・・・」
なんと同じ日の夜公演は、上方歌舞伎の大御所とコラボ。
TVニュースでも放送していたそうな。

それで、合点がいった。
入手チケットは、夜の部へ鞍替えした人のキャンセルチケット。なんにせよ、ラッキー。


一幕.醍醐の花見
秀吉が盛大に催した花見の宴。華やかな衣装や踊り、長唄など春らしく浮き立つ気分。

二幕.伊勢音頭恋寝刃
阿波の国、お家騒動を目論む横須賀大学が、家宝である名刀紛失の罪をでっちあげ、 家老・今田の失脚を図る。家老の子息から助力を頼まれた福岡貢は、名刀に必須の折紙の行方を追ううち、 成り行きから名刀を使って人を殺めてしまう。実はこの名刀こそが、青江下坂という「持つ者の意志に関わらず人を殺める」妖刃だったのだ。

三幕.一谷嫩(ふたば)軍記
源氏・熊谷直実は一の谷の合戦で平敦盛を討ち取った。 主君・源義経の前で首検分が始まるが、その首はなんと直実の子息・小十郎。
直実は敦盛を救うため、わが子を身代わりにしたのだ。
熊谷直実の陣屋前の制札「一枝を盗むものは一指を切り落とす」。一指が、我が子・小次郎。熊谷家の家紋・向かい鳩が、まるで親子鳩に見え悲しい。

猿之助・松也・幸四郎・染五郎と人気役者たちに場内は沸く。
出来れば、このまま夜の部も観たいが、それは次回の楽しみに

みやび幕の内弁当 @1200円

地下の木挽町広場「やぐら」で、お茶とともに入手。
おかずの種類が多く、健康によさげ。

文字通り、休憩20分・幕の内に食べた。
少々気ぜわしいが、これが本来の食べるタイミング。
4日目   晴れ

国会前庭・北庭
(彦根藩井伊家上屋敷跡)




まずは、東京メトロ・霞ヶ関駅で下車。
はて、ここからどっちへ歩けばいいのか。
向こうから数人で歩いて来たキレキレ風なビジネスマンに聞いた。
彼は胸元のスマホを探るも未所持に気づき、 口頭で道順を説明し別れ際に 「お気をつけて」との言葉を添えた。
さすが霞ヶ関のエリートは、さりげない動作にも知性と理性がほとばしるワイ。

憲政記念館公園の時計塔




江戸の名水・櫻の井

1632年以前は加藤清正邸だったと言う。
掘ったのは清正か。

さて、あの桜田門外の変で井伊直弼が駕籠で出発したのが、この辺り。
警視庁の前で、桜田門は目と鼻の先。わずか500mの距離だ。
駕籠より歩いたほうが早い様な・・・
国立演芸場
国立劇場の裏手にある「笑いの殿堂」


まずは、腹ごしらえ。
国立劇場のレストランを覗くと・・・休み?
入口あたりで掃除する集団に親友が声をかけると、
囁く様に「大変なことがあるので休みです」と。
すわ、北朝鮮がミサイルでも発射か?
大変なこととは明日天皇陛下がお越しになるとのこと。

それではと、演芸場の食堂へ飛び込んだ。
ここは、職員食堂。

Bランチ:天婦羅と小鉢


Aランチ:豚バラスタミナ炒め
Bランチ:天婦羅
小鉢:焼売野菜あんかけorひじき煮

各ランチに小鉢一品をチョイス。@570円
coffee無料

私がAランチで相方がBランチ。小鉢はともにひじき煮。

周りは、職員やら入門まもない浴衣姿の若者などなど。
中の1人は箸の先で麺を掬い上げ、ご飯のスプーンを口へ運ぶ。
「あの人 確かカレーライスの食券を買ってたけど」と親友。
カレーライスと味噌汁がわりにラーメン。
こんだけ食べて、この痩身。
羨ましいかぎり。



本日の演題

トリの歌丸師匠が急に病気休演。
歌丸目当てだっただけに、テンション急降下。
観劇料@2100円、シルバー@1800円。


1.たらちね  三遊亭金の助
大家の紹介で妻を娶った八五郎。
が、彼女の言葉遣いがあまりにも丁寧で巻き起こる騒動。

2.真田小僧  桂竹千代
父親に小遣いをねだる金坊の、大人を手玉に取る悪ガキぶりが、何とも憎たらしいったら、 親の顔が見たい。あ、そうか、父親も登場してたわ。


3.十徳  三遊亭遊雀
ご隠居が着ている服の名は十徳で、 「立った姿を前から見ると衣のごとく、座った姿を後ろから見ると羽織のごとく、ごとくごとくで十徳」。 皆に教えてやろうとするが、話はうろ覚え。 「立った姿を前から見ると衣みたい、座った姿を後ろから見ると羽織みたい、みたいみたいで・・・」 あれ?十徳にならない。やり直すも、ごとくとやるのをにたりとやったもんで、にたりにたりでしたり。 と、落とす。しかし、大事なオチが聞こえ難く私的には消化不良。


4.武助馬(ぶすけうま)  瀧川鯉昇
元・呉服屋の奉公人の武助が、役者を志し芝居一座に身を寄せる。 五年後、この町で芝居を打つことになったので、見に来てくれと呉服屋の主人に頼む。 頼まれた主人は大勢引き連れて出向くのだが、武助の役は一谷嫩軍記の馬の後ろ足。 おぉ、この話は昨日の歌舞伎座で観てきたばっかり。思わず身を乗り出す。 気を取り直した主人は「待ってました、馬の足」と声をかけると武助は嬉しくて派手に跳んだりはねたり、 しまいには「ひひんと鳴き声まで発した。呆れた主人は、 「前足が鳴くなら我慢もするが後ろ足が鳴く奴があるか」と怒鳴った。 武助が言う。「最前、前足がおならをしました」。という他愛もない話。


5.Wモアモア(漫才)


6.ラーメン屋  桂歌助
病欠の歌丸のピンチヒッター。
老夫婦が営むラーメン屋に若い男がやってきた。 どこか店主に似ているため、老夫婦は親近感を抱く。 男はラーメンを食べ終えると、俺を交番に突き出してくれと店主に頼む。 聞けば、男は文無しだと。店主は承知するが、その前にこちらの頼みを聞いて欲しいと持ちかける。 典型的な人情話だが、じんわりと伝わってくる。最後に踊りも披露。多芸だ。


7.童謡批評  桂竹丸
誰もがひとつふたつは覚えがある、童謡歌詞の勘違いのあれやこれや。 共感はするけど、じっくり古典が聞きたい。


8.俗曲  桧山うめ吉
ご本人が言う様に、れっきとした女性。 三味線を抱えて、新内流しや都都逸に踊りなどを披露。 消え入りそうな可憐な声がたおやかで艶っぽい。けど、どこか頼りないような。 帰宅後、パンフを見た家人が言った。「おぉ、桧山うめ吉が出たの?」。 実は、いつもラジオで聞いているそうな。隠れファンだったとは知らなんだ。


9.竹の水仙  笑福亭鶴光
神奈川宿に連泊し酒ばかり飲んでいる甚五郎。 宿屋の主人は宿代を踏み倒されるのではと気が気ではない。 甚五郎は裏の竹藪の竹で水仙を彫り、表に出して置くように言う。 それが殿様一行の目にとまり、高く売れてしまった。 主人はもっと沢山彫って欲しいと言うが、 甚五郎は「竹に花を咲かせたら寿命が縮む」と却下。 特にオチらしきものはないらしい。 関西弁に慣れていないせいか、聞きづらい。 鶴光には申し訳ないが、歌丸で聴きたかったな。
5日目 晴れ
東京駅八重洲北口
にしむら日和

明石焼き・九条ネギ入り@1080円

生地は湯葉。利尻昆布の出汁につけて食べると、
とろ~んと口の中で蕩ける。上品な味わい。
明石焼き、人生初体験。



オム焼きそば@1080円

焼きそばを卵でくるんだもの。こちらも初体験。
ボリューム満点。

飲物1品以上を注文する決まりだそうで、冷緑茶@400円
強制されるのは、ちょっと抵抗感も感じるが。

隣席は、まるでモデルの様な若い外国人カップル。
嬉しそうに頬張る男性の視線と交差した。
前段なしの笑顔にとまどうが、日本の食を楽しんでいる様子が爽やか。
NewYorkキャラメルサンド

親友が乗る新幹線時間が近づいたので、そろそろトイレを済ませておく事にした。

八重洲口の大丸前を通ると長蛇の列を発見。 尻尾には「最後尾」のプラカードを持った人が。 何かのチケット販売か? 列を遡ると、列は売り場から始まり外へまで続いていたのだ。 しかして、その正体はNewYorkキャラメルサンドというクッキーを求めるための列。 TV番組で紹介されて人気に火が着いたとか。それにしても、みなさん忍耐強い。
想起

かくして、「 2匹のおばちゃん東京右往左往」は、終わりの時を迎えた。

前回の彼女との2人旅は、まだ20代初めの妙齢の頃。 将来、それぞれにどんな人と巡りあい、どんな人生を送るのだろう。 ぼんやりと思った事が、昨日の様だ。

地域にしっかりと根を下ろして生きている○○年ぶりの彼女の姿を我が身に映し、 越し方行く末に思いを馳せる5日間となった。

彼女を乗せた新幹線が遠ざかって行った。 隣にいた彼女がいなくなり、コートを脱いだ様に心が寒い。
17/04/19
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●お茶の水・神田

JRお茶の水駅をスタート 聖橋(アーチ橋)・・・上を走るのがJR総武線

橋の両側にある「湯島聖堂」と「ニコライ堂」の2つの聖堂にちなみ命名
湯島聖堂・・・杏壇門を潜った奥が大成殿

徳川綱吉が幕府の孔子廟として創建。
神田神社

随神門(総檜・入母屋造り)



随神門に施された龍の欄干彫刻




本殿
幣殿・拝殿とを連結させた権現造り
さて、神田川に架かる橋のひとつが昌平橋。
室町時代には、「芋あらひ橋(芋洗い橋)と呼ばれたそうな。

そういえば、この後 「俎板橋」に出くわした。。
橋の袂で、老夫婦が背中を丸め、小さな屋台で仕込み中。
まるで、当時からタイムスリップしてきたみたいに。
本郷通りから昌平橋通りを出た所で
アキバカート(公道を走られるレンタルゴーカート)

外国人3人組は、超ハイテンション。
都心の風をきって走るんだもん、さぞや気持ちいいだろう。
高架駅舎下の川沿いに並ぶお洒落なレストラン街

まるで、水郷の異郷へ迷い込んだ気分。
昌平橋の屋台夫婦との落差に、呆然。
松栄亭(夏目漱石が愛した洋食屋)


現代的でモダンな建物と漱石は結びつかないが。
客が切れ目なく、常に満席。

初代店主が漱石のために考案したメニュー「かきあげ丼」。
注文する客には、とんと出会わなかった。
どんなモノか、見たかったのだけれど・・・。



ランチ(ロースカツ・ハンバーグ) ライス・スープ付@1000円




ランチ(ロースカツ・サーモンフライ) ライス・スープ付@1000円

揚げたてのサクサク。



スープ
ニコライ堂(日本最大のビザンチン様式の建物)

緑青のドーム屋根が特徴的。



聖堂入口・・・ステンドグラスの聖人像




門には、聖書の一節が掲げられている
靖国神社

初めて訪れた時、正門前で頭を下げなかったため門番に睨まれた。
見れば、皆さんしっかり礼をして鳥居を潜っていく。
二度目の今日は、大丈夫。
と自信満々で行ったら、何故か門番氏がいなかった。

加えて、敷地内にいたのは白い鳩のみ。色つきの鳩は?
と首を傾げたのだが、今日は鳩そのものが1羽もいない。
総じて、前回よりもぐんと穏やかな雰囲気。



大村益次郎の像

頓挫寸前の維新を成し得た、いわば明治維新の立役者。

大村は、国民皆兵のための徴兵制と兵学校の創設、
さらに変事に備え各地に兵を常駐させる様に主張した。
これらは、のちの帝国陸軍にとって願ったり叶ったり。

帝国陸軍の大恩人である大村の像を、陸軍トップ・山形有朋が
陸軍管轄の靖国神社に建てたそうな。

つい最近、大村益次郎の生涯を記した本を読んだばかり。
妙に懐かしい気がした。
飯田橋駅から千代田区方面は、近代的なビルが立ち並ぶ。
以前は、近くにある大学のタワーが遠くからの目印だった。
今は、ビルの隙間から辛うじてそれを見つける按配。
10余年の時が、大都会の景色に変えた。

大村益次郎を書いた司馬遼太郎の小説は「花神」。
中国では花神は「花咲か爺さん」の意味。
この地域のこの変貌ぶり、飯田橋の上から灰でも撒いたか?
16/05/15
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●谷根千

今日は谷根千を散歩。のつもりが、気がつけば 田端~根津の間を行ったり来たり。

西日暮里 諏訪神社

江戸時代には「ひぐらしの里」として、江戸有数の景勝地だったそうな。




ちょうど、朝のおつとめの真っ最中。
富士見坂

関東富士見百景。
今でも富士山が見えると言う。
田端文士記念館


明治中期、上野に東京美術学校(東京芸術大学)が開校すると、
閑静な農村地帯だった田端に若い芸術家たちが住み始めた。

小杉放庵(画家)・板谷波山(陶芸家)が住み着き、
画家を中心とした社交場「ポプラ倶楽部」が作られる。

さらに、芥川龍之介(小説家)・室生犀星(小説家)を中心に
萩原朔太郎(詩人)など文筆家のみならず、
山本鼎(画家)・香取秀真(鋳金家)など
多方面の芸術家の卵たちが文士村を形成して行った。

長屋的付き合いを通し切磋琢磨し合ったと言う。
今となれば日本の代表的芸術家たちが綺羅星のごとく並ぶ。
日本屈指の芸術家たちが下駄履きでふらりと行き来したいたなんて。
芥川と室生が大の親友と言うのも、意外。
頭の中では、教科書に載っていた名が血肉をつけて躍動する。

「田端の王様」と言われた芥川は、下町育ちの世話好き。
その性格ゆえに人が集まったようだ。
館内の芥川の写真は、唇が薄く、話好きそうな印象。
世間に知られる、顎に手を当て思慮深い印象とは、まるで別人。
芥川龍之介のイメージが変わったような。
谷中 谷中はなし処

落語。
今日は、林家たけ平の予定だが、残念ながら、休演。
谷中ぎんざ
夕焼けだんだん

初めて訪れた時は「夕焼けだんだん」を探して
この階段をあがったりおりたり。
そもそも、それがどういうモノかを知らなかったもんで。
だんだんは、階段。
今日は、猫ちゃんがいない。
観音寺の築地塀

江戸時代につくられた土塀。瓦と年度が交互に積み重ねられている。
谷中墓地

勝海舟の墓

徳川慶喜の墓、その道路を挟んだ向かえにある。
案内板がないので、見過ごしそう。

うっそうとした大木に隠れる様にたつ。
勝海舟と義理の娘が、ひっそりと共に眠る。
不思議な円い墓なのは、神道だから。

最後の将軍・徳川慶喜とその一族の墓




広大な墓所の右が正室、左が徳川慶喜の墓。
勝同様、慶喜も神道の墓である。

ボランティアさんによると、慶喜は短気で奔放な性格だったと言う。真偽はともかく、日本初の交通事故は慶喜が起こしたと言われる。日本に数台しか車がない時代に自家用車を乗り回していたのは確か。趣味のカメラや何やらで大層な散財をし、この墓を建てる資金がなく部下で財政係の渋沢栄一が自らの資材で買ったそうだ。

「徳川慶喜は、徳川家の最後の将軍として、ちょこっと苦労はしたけど、好きな事をして幸せな人生ですよ。27人も子供をもうけ、生まれると生母から取り上げ全員を正室が育て。生母と言っても身分の低い側女で、子供達も自分の生みの母を「おい、こら」扱いだったそうです。慶喜は、その後始末をした部下が偉かったんですよ」とボランティア氏。

永い時が流れた。散り落ちた桜の花びらが、墓所内を桃色に染める。まるで、花弁柄の絨毯を敷き詰めた様に。清楚で華やかな空間が、ここに広がる。「この世で起きたことは、この世で解決がつく」

徳川家も慶喜も大政奉還も・・・すべては、この世の出来事。
根津 根津神社





五代将軍・綱吉が、千駄木からここへ移築。
何故だか、今日は外国人観光客が多いような。



千本鳥居

願い事が叶ったお礼に1本10万円で奉納するとのこと。
鳥居の幅が狭く低いので、背をかがめて逆から来た人とすれ違う。
ビジュアル的には見事だが。



徳川家宣胞衣塚

胞衣塚は、胎児を包んだ膜と胎盤を埋めた所。
胞衣という言葉を始めて知った次第。



つつじ園

根津神社は、つつじの名所。
今日は咲き始めたばかりで、盛りはこれから。
16/04/30
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●小石川後楽園

こんにゃく閻魔
眼病治癒にご利益があると言われる。
ふと、一枚の絵馬に目がとまった。
「○さん、○ちゃん、○ちゃん の3人の目が良くなりますように。
眼病の連鎖がとまりますよう」
胸の奥がズキンと痛んだ。

閻魔様の供物はこんにゃく。
文京シビックセンター
名前から推して車の展示場かと思ったが、区の行政施設。
区役所や文化ホールなどを内包した25階建てのビル。



25階展望ラウンジ





スカイツリーが目の前に。
小石川後楽園
水戸黄門ユカリの庭園。入園料@300円。
江戸時代は薬草園で、小石川養生所があったそうな。



九八屋(江戸時代の風流な酒亭の様子)

九八屋とは、「酒を飲むには昼は九分 夜は八分にするべし」
万事控えるがよし、とする教訓。
庭の牡丹が美しい。



九八屋の屋内




田端




円月橋

橋が水面に映る形が満月になる処から名づけられた。



円月橋の上

ここにのぼり水面に映る満月を鑑賞したそうな。



涵徳亭

硝子紙を障子にした茅葺屋根の茶屋。
別名「硝子ノ茶屋」
東京大学 赤門




安田講堂




東大生協中央食堂(安田講堂地下)

本日のランチ・グリーンカレー@420円
ヘルシー




台湾ラーメン@410円
「どことなく台湾っぽい」と家人。



三四郎池

夏目漱石の「三四郎」にちなみ命名。
池の形が「心」って、ほんと?



シャガ

小石川後楽園でも三四郎池でも、多数 花を咲かせていた。
シャガ(著莪)というアヤメ科の植物。
別名・胡蝶花。
花言葉・反抗。
清楚で可憐な花びらが今にも壊れてしまいそうに風に揺れる。

偶然にも私の誕生日花。
湯島天神



焚き揚げを待つ絵馬たち

こんな塊が何箇所にもあった。
凄い数。一枚一枚が、一人ひとりの願い。きっと叶えてあげて!
16/04/25
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●東京都庁

小田急新宿駅
JR新宿駅
新宿高速バスターミナル(バスタ)
2016年4月4日営業開始、出来立てのほかほか。
建物は、JR新宿駅とつながっていて分かりやすい。

このあと訪れた都庁前でのこと、
警備の人が「バスタを右に曲がって」と道案内をしていた。
教えられた人は、麺のスパゲティを連想し「バスタ?」と怪訝な顔。
何でも略しちゃうと、口頭では聞き取り難い。




ロビーの混み具合も空港なみ。
ここに乗り場が集約された事で、利便性がぐんとUP。




まるで、空港の発着板。
新宿駅から都庁へ続く地下通路
都庁



第一合同庁舎




<1F>
ロビー




観光情報センター




本屋

地下にも同じ本屋があり、ビジネスマン風の客で賑わう。



<45F北展望室>
売店

なんとなんと、私が持っているのと同じトートバッグが売られていた。
売値は、私が買った時の倍。都庁価格?




向かって左の3本の高い建物が「新宿パークタワー」
右の白い建物が「新宿オペラシティータワー」




左の高い建物が「新宿センタービル」
中の個性的な建物が「モード学園コクーンタワー」



<45F南展望室>
喫茶




売店

外国人向けの土産品が多い。
東京都議会
新宿中央公園 ランチコーナー

大都会のオアシス。
木々の間から見え隠れする都庁を臨みつつのノンビリランチ。
ほのぼのとした癒しの気分。
角筈図書館 公園前の交差点を渡った所に「角筈図書館」があった。
なんて読むのだろう?つのはず。
かつて、新宿にあった地名だそうな。

《角筈周辺を開拓した渡辺与兵衛の髪の束ね方が異様で、
角にも矢筈にも見えたことから人々が与兵衛を角髪または矢筈と呼び、 これが転じ角筈となった》新宿教育委員会

後日 読んでいた小説の中に偶然 角筈の文字を見つけた。
妙に懐かしい気分。
歌舞伎町さくら通り
新宿サザンテラス
(新宿南口・商業施設)

小田急だけに、地元のサザンにちなみ命名か?

この日この時この場所で上空を十機ほどのヘリが旋回。
「なんだろう」と空を見上げる周囲の人、ひと。
あとで知った処では、歌舞伎町の火事騒ぎだ。
東京オペラシティビル

初台にある商業施設。新国立劇場などが入っている。




ビルの階段する重厚な趣。




2階から見下ろすとテニスコートが。



新国立劇場
初台商盛会
徳川家康が江戸城へ入ってからも、この辺りは農村だったと言う。
今では想像もつかないけれど。
JR新大久保駅




商店の看板にハングルが踊る。



ソウル市場(韓国食料品スーパー)

試食が物凄く多く、あっという間に時間が過ぎる。
お腹がいっぱい。満腹なり。
16/04/12
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●柴又

何気なくTVを観ていたら、柴又の帝釈天が映った。
「まだ、行ったことがない」と家人。それでは、と早速 行ってきた。

柴又駅前 柴又の顔・寅さん

手にした鞄と一緒に持つ花束が、小粋。
(右は通りすがりの人)

駅前、甘党の家人が引き寄せられたのは・・・
おっと、家人の前にも店内を見入る甘党が。


今川焼き@100円
帝釈天・参道
平日 早めの時間のせいか、人出はこれから。
柴又ハイカラ横丁
昭和の駄菓子、あまりの懐かしさに一つづつ手に取り、過ぎし遠い日へ思いを馳せる。店の奥は、レトロゲームのコーナー。若者が楽しげにピンボールに興じていた。

2Fは、おもちゃ博物館。
山田洋次の記念碑
「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又・・・」
刻まれた文字から、寅さんの声が聞こえるようだ。
吉野家
草だんご人気の店。



草団子@54円

1個でも買うことが出来るのが、有難い。
口の中に、蓬の香りがふわっと広がった。
大和屋
寅さんと山田洋次監督が、こよなく愛した天丼屋。
店先で揚げる天婦羅の匂いに、参拝客が足をとめる。
今日も数十分待ち。



天丼・並 @998円

天婦羅は、白身魚1枚・海老1本・ししとう1本。
天つゆの味は、濃い目。
揚げたての天婦羅丼は、期待通り旨い。

追記
参拝の帰り、参道を戻ると、店先で天婦羅を揚げていた店主が私たちを見つけて言った。「どうも、ありがとうございました」
食べたのは、参拝の前。一見さんなのに、ちゃんと客の顔を覚えていた。さすが、客商売のプロ。
帝釈天
松の枝ぶりは、見事。つい、見惚れてしまった。

内殿の正面の扉には、十二支の彫刻が刻まれている。
扉は屏風畳みで、参拝者のために開け放つと畳まれた裏側の寅・龍・未あたりが見えない。となると、一層 見たくなる。




盛り沢山のお願いを済ませ、参道を戻る。




NHK「あさイチ」でお馴染みのイタリア料理シェフ・マリオさん。
どうして、ここにいるのかな?
江戸川河川敷

堤防に、こんな看板があった。

「今こうして、江戸川の土堤にたって生まれ故郷を眺めておりますと、何やら この胸の奥がぽっぽとほてってくるような気がします」(第一作「男はつらいよ」より)
矢切の渡し

対岸は千葉県。

「連れて逃げてよ、ついておいでよ」
「この狭い川幅じゃ、逃げてもすぐ連れ戻されるでしょうに」と私。
「許されないふたりの仲、川の向こうに2人が一緒になれる所があって欲しいとの切ない願望だろ」と家人。男性の方が、ロマンチストだ。
寅さん記念館
入館料@500円。ミュージアムとの共通権

昨年12月に全面リニューアルしたそうで、館内は「とらや」の撮影セットや、寅さんのおいたちやら隣のタコ社長の工場までも再現されている。



柴又の車窓風景ジオラマ





寅さんが愛した鈍行列車の旅

昔懐かしい向かい合わせのシート、窓にはミカンと土瓶いりのお茶。「このまま乗っていれば、日本中どこへでも行けるんだ」と胸が高鳴った子供の頃を思い出す。
山田洋次ミュージアム
8つのテーマで展開する山田洋次監督の世界

①デビュー作から「男はつらいよ」誕生まで
②家族とは
③立ち止まり 振り返る
④教育とは
⑤渥美清へのオマージュ
⑥時代劇三部作
⑦人々の苦難により添って
⑧名作に挑む

何処かのコーナーで見つけた印象深い言葉
「貧乏は清潔である」

寅さんが言う「額に汗して働く労働者諸君」は、総じて貧乏である。
日々、一所懸命に働き、つつましく誠実に暮らしているのだ。
裕福な人は、親からの遺産があるとか特殊な才能に恵まれたとか、とてつもない幸運に恵まれた人だろうか。だだ、そうでない人が裕福になろうとすれば、多少なりとも人を欺いたり騙したりが必要かもしれない。返せば、清潔なのは他人を貶めず愚直に正直に生きた証。
16/02/21
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●築地市場→六本木

従妹のYちゃんご夫妻と東京散歩・第2弾。
築地場内市場
今年 豊洲へ移転予定なので、今行かなくちゃ。
しかも、場内市場へ一般人が入れるなんて夢思わなかった。
あれもこれも、安い。


ナビは、今回もYちゃんの旦那さま・ゲンさん。
場内市場は、業者にとって生活を賭けた真剣勝負の仕事場。
市場がひと段落した午後10時過ぎの入場は、ゲンさんの気配り。

と、小さな太鼓を前後に担いだ法被姿の男衆が現れ
一軒の店の前で足を止めた。
法被の背中には「琴奨菊」やら「白鵬」の文字が躍る。
威勢のいい掛け声の後、手締めをして次の店へ向かった。

Yちゃん曰く「明日が大相撲初日だから、挨拶に来たのか」
珍しいものを見せてもらった。
魚がし横丁
小分けOKだそうで、買い易い。
焼き海苔をYちゃんとシェア。

飲食店の前、狭い通路のそこここに長蛇の列が。
美味しいのだろうなぁ~
築地場外市場

鮨處 八千代

来る度に必ず前を通るのに、未だ入店のキッカケが無かった店。




握り鮨と穴子と吸い物で@1500円。信じられない安さ。
皿に乗る海老の尻尾は、穴子が来る前に海老を私の腹に納めてしまったため。

この旨さで、この値段。
これを、お値打ちと言わずして何と言う?
築地本願寺

どう見ても異国風な建物。
どういう経緯で、ここに建てられたのか。
その歴史に思いを馳せると、興味は募るばかり。
有名人の葬儀会場としてTVで見る機会も多い。
地下には、納骨堂があるそうな。

今日は、何故か外国人の拝観者が多い。
麻布十番

赤い靴・きみちゃんの像

交差点に、その像はあった。
キリスト教布教の夫婦に引き取られ、一家でアメリカへ旅立つ直前、きみちゃんは結核に倒れ、一人残され地元の孤児院で息を引き取った。産みの母は、アメリカで幸せに暮らしていると思っていたと。
たい焼き・浪花家
おやつは、人気の浪花家のたい焼き。




たい焼きは、皮が薄くパリッと!
なんて、美味いんだろう。




ポットを添えた煎茶の急須が、一人づつ出た。
これが又おいしい。セット@600円。
★ゲンさんお奨め

塩の専門店・塩屋

用途ごとの塩が用意され、面白い。
多種多様な品揃えで、何を買ったらいいか迷う程。
たぬき煎餅
北海道に住む娘への土産に購入。
更科堀井総本家
いつか、ここで新蕎麦を食べてみたい。
くろさわ
カレーうどんが美味しいそうな。
六本木

毛利庭園

江戸時代の大名・毛利家の日本庭園。
TVで度々見かけていたが、想像よりも小さい印象。
ただ、この立地でこの自然は素晴らしい。

実はここ、赤穂浪士の一部が事件後にお預けになった藩邸。
思い合わせれば、感慨深い。
テレビ朝日
通りかかったら、小さな女の子が徹子氏と談笑中。
子役か?と思ったら、一般人だった。
そこに座れば、まるで番組に出演している「本日のお客様」

私とYちゃんご夫妻は「相棒」の右京さんの部屋で記念撮影。
★ゲンさんお奨め

アマンド六本木店

人気店だそうで、店内は客でいっぱい。
東京ミッドタウン
お店はどこも、大人の雰囲気。
落着いた時間が、静かに流れてゆく。
お洒落な陶器やインテリア、どれもこれもセンスの良さが際立つ。

中でも、絵葉書シリーズは圧巻。
それらを横に並べると、各地の江戸時代の街並みを
まるでジオラマの様に再現してみせる。
新国立新美術館
ショップは、こだわりの品々がいっぱい。

自分で組み立てて指輪を作るプラスティックの色紙や、大の字で前かがみの人間をデザインした、カップ麺の蓋おさえ等。
楽しくて夢中に。
六本木・天鳳 味噌味




塩味

麺は北海道の西山製麺。
あっさりなのに、味が深い。醤油・塩ともに@750円。
帰りは、六本木から新橋まで歩いてみた。
築地→銀座→赤坂→麻布十番→六本木
北海道にいた時は、点でしか認識していなかった東京の地名が、この時はじめて線でつながった。

今回も短い時間にぎゅっと凝縮した充実の内容。ゲンさんに感謝。
16/01/12
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●酉の市・浅草

浅草・鷲(おおとり)神社の一の酉
鳥居の両脇で、神主さんがお払い棒を振る。

境内は押し合うように熊手が並ぶ、熊手ワールド。

ずらっと並ぶ、売約済みの著名人の熊手。
石原慎太郎はじめ息子たち、萬田久子などなど。。

熊手は富をかき集めると言う意味で、来る年の商売繁盛を祈願する。
今では、家内安全から恋愛成就までお願いは多彩。

背広姿の男性が数名で来て、会社のを買い求める姿も多い。
中で、一人でやって来た男性は、手に旅行かばんを提げていた。
札幌から来たそうな。
店の人達の手締めを受け、大きな熊手を手に来年の幸運を持ち帰った。

境内のあちこちから聞こえてくる手打ちの声に、見ている私の心も湧く。
えもいわれぬ華やぎと活気の空間に身を置いていた。
江戸庶民の粋とバイタリティを垣間見、興奮醒めやらぬ私。
15/11/06
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●亀戸

11時、従妹のYちゃんご夫妻と亀戸駅で待ち合わせ。
亀戸升本
玄関先には、この店が復活させた「亀戸大根」が。
亀戸大根


1800年代後半・文久の頃、亀戸・香取神社周辺で盛んに栽培されたが、その後 宅地化が進み、やがて廃れた。 「まぼろしの大根」。

後に、亀戸・升本が復活に成功し、全国の契約農家と協力し守り続けているとのこと。

長さ30cm・200g程度の日本一ちいさな大根である。
亀戸大根あさり鍋


昼には早い時間とは言え、店内はすでに盛況。
注文したのは、人気の亀戸大根あさり鍋」@1980円。
鍋に麦菜めしと天婦羅か刺身がつく。

鍋はひとり鍋で、殻つきあさりとふんだんな野菜が入っていた。
沁み出た出汁が深い味わいを醸し出す。
さて、注目の大根は、小さなサイコロ状に切られ油で揚げられている。
まるで別の食材を食している様な。
教えられなければ、大根とは気がつかない。
SKY Duck

外へ出るとSKY Duckバスが店の駐車場へ入ってきた。
水陸両用のバス、初めて見た。
彩り硝子工芸
ここは、江戸切子の店。体験も出来るそうな。
陽に反射して輝くグラスは、妖しく揺らめき妖艶。
こんなグラスで飲む麦酒は、さぞや美味かろう。
香取神社
恵比須神と大黒神

香取神社は、スポーツ振興の神様。
源頼朝・徳川家康・塚原卜伝・千葉周作など多くの武芸者たちが香取大神を崇めたと。
船橋屋・亀戸天神本店
創業は200余年前。
店内で葛餅でも食べようかと思うものの、入口前の行列を見て諦めた。
それにしても、凄い人気。葛餅1折を手に、楽しみは帰宅後に持ち込み。
べっ甲イソガイ
亀戸天神・鳥居前にあるべっ甲専門店。
地名との縁か、亀のべっ甲が多いような。
べっ甲の耳かき、発見!
「これで耳をかいたら、何かに良いのかな」と呟くと、Yちゃんご夫妻が、揃って大きく首を横に振った。そういえば、今私の愛用は百均ものだわ。
亀戸天神社

「40年前に訪れた時は、太鼓橋が木だった」と家人。
今は、コンクリートの階段。これも、時代の流れでしょう。
橋からは、スカイツリーが大きくかつジャストな構図で見える。
按配してツリーを配した訳でもないのに、偶然の産物とは言え凄い。

池には、無数の亀がゆらゆらと泳いでいた。
中の数匹を目で追うと、亀の上に亀がのり、岩をのぼり損ねて落ちた。
時間の経つのを忘れるて見入った。面白い。
亀戸升本すずしろ庵
福分けまんじゅう

さっき食べた「亀戸大根あさり鍋」の升本が経営する店。
弁当がウリで、とても人気があるらしい。

福分けまんじゅうの餡は、亀戸大根・筍・クコの実・小松菜・ごま・しいたけ・松の実の7つの食材。 七福神にちなんで7つ。昼の鍋で、まだお腹はいっぱい。さらに、この後 餃子を食べる予定があるので、腹の余剰スペースを確保せねばならぬ。そこで、1個を4等分に切ってもらった。まるで、大阪のおばちゃん並のずうずうしさ。(失敬)

Yちゃんご夫婦と仲良く福を分け合ってきた。
佐野みそ
みそ専門店。
数ある味噌を注文に応じてブレンドしてくれるそうな。
店内は、試食品が贅沢に各所に配置され、楽しい。
中でも、好みの数種の味噌を混ぜ合わせて出汁をそそぎ飲む。
これ、最高!
接客の店員も皆 感じよく又行きたいお店。
家での楽しみに「鯛みそ」を購入。
家人は「懐かしい」と感慨深そう。
亀戸ぎょうざ

今日の〆。

写真は閑散と見えるが、実は道路右は長蛇の列。
店内壁には「ひとり餃子2皿以上でお願いします」との貼紙が。
小上がりに座るや否や、餃子が出てきた。
まだなんも注文していないのだが。
中国なまりのおばちゃんが聞く「飲み物は?」

餃子は1皿5個。
皿が2個になると、2皿目が到来。
2皿目の皿に1皿目の皿を逆さに被せ、1皿に纏めて行った。
さながら、わんこ蕎麦の様相。

テーブルの上は、食べ終えた皿やビール瓶でいっぱい。
追加を聞きに来たので「ない」と答える。
なんと、皿数と瓶数で一瞬で会計終了。
回転寿司みたい。

支払いを済ませ、靴を履きにかかったその瞬間
おばちゃんの声が頭の上に降ってきた。
「はい、3番テーブル空きそうだよ」と順番待ちの客に言う。
声に押され、履きかけの靴をつっかけて外へ飛び出た。
Yちゃん曰く「前回よりも更にバージョンアップしてる」

4人顔を見合わせて、にんまり。
怒涛の時間空間だが、何故だが面白い。
なかなか無い、話の種を拾った気分だ。

かくして午後3時、朝と同じ亀戸駅で解散。
濃密な時間を過ごし、満ち足りた気分。

こんなに効率よく亀戸フルコースを堪能させて貰えたのは、Yちゃんのご主人のお陰。
他の3人はカルガモの子供たちの如く、ぞろぞろと後をついていっただけ。
持つべきものは、頼もしいツアーコンダクター兼添乗員。
感謝、感謝。

※写真を撮りもれた処は、私のつたない絵でご勘弁。
15/09/22
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●日本橋

麒麟像
あまりに有名な像。
写真を撮ろうと構えていたら 「すいません。ちょっと避けてください」と可愛い声が飛んできた。祖母に連れられた学齢期前の男の子。
麒麟像をバックに撮影がしたかったらしい。
「あら、ごめんなさい」とにこにこと私に頭を下げるお婆ちゃま。
こちらこそ、お邪魔して申し訳ない。

そんなこんなで道の反対側にある獅子像を撮影し損なってしまった。
日本橋

徳川家康が架けた橋。
下側が日本橋で、上が首都高速道路。左手前が、麒麟像。
その下に見える日本橋の文字は、徳川慶喜の筆。
COREDO室町

三井不動産が中心となり日本橋再生に乗り出した商業施設。
COREとEDOが合体してCOREDOと名づけたそうな。
小洒落た空間が、そこにあった。
福徳神社

ビルの谷間の小さな小さな神社。昔、徳川家康も参拝したとか。
千年以上も前から、この地に鎮座し主祭神は五穀豊穣の神様。

昨今は、蒼井優の三井不動産のCM「芽吹き編」で有名らしい。
なんでも、宝くじ当選祈願の神社だとか。
しまった!買って祈願すればよかった、宝くじ。
15/08/08
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都電・荒川線

ミッション=都電・荒川線を徒歩で踏破
三ノ輪橋駅
全歩数・39616歩。所要時間・6時間半。
ここからスタート→都電荒川線・三ノ輪橋。
商店街で@30円のコロッケを食べ歩きつつ三ノ輪橋駅に到着。
下水処理発祥の地・妻夫塚
下部はコンクリートで、上部の人工地盤上が荒川自然公園。
写真正面は、上部と下部を移動するためのエレベーター。

上部の荒川自然公園

小さな子連れの母たちが、ゆったりと子供たちを遊ばせる。
ちなみに、この池の形は荒川区の形。
飛鳥山公園(渋沢栄一邸宅跡)

こんな低い山に、立派なモノレールがあるなんて、びっくり。
車内では、女優・倍賞千恵子のメッセージが流れた。
この地の出身だそうな。




ひっそりとした園内。
紙の博物館や渋沢史料館・飛鳥山博物館がある。
東京国税局
東京国税局と書かれていたけれど、見間違いかな?
見学も出来る様なので、資料館かも?
鬼子母神(子育て・子授けの神様)
都電・早稲田駅

やっと着いた~終着駅
女子大生たちが、一纏めに電車から吐き出されてきた。
駅が一瞬 華やぐ。学生の街は、活気に溢れていい。

途中の庚申塚で寄り道し、巣鴨の「ときわ食堂」で遅いランチ。
私がアジフライ定食で、家人は「ニラレバ炒め定食」。
お腹がすいて、写真を撮り忘れてしまった。

都電荒川線は、荒川区・北区・豊島区・新宿区の4つの区を跨ぐ、全30駅・12kmの区間。
乗車時間は約50分。
三ノ輪橋から町屋あたりまでは、昔なつかしい景色が広がり、徐々に街の色合いを変えていく。
それぞれの街が醸し出す雰囲気が、堪らなく素敵。

気がつけば、都心のど真ん中・池袋サンシャインビルを見上げていた。
ちいさな小さなお出かけなのに、こんなに楽しませて貰った。
15/07/11
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●亀有

今日は、こち亀で知られる亀有へ。

駅前では、両津勘吉がお出迎え。

駅から歩くこと数分で、香取神社に出た。
江戸時代から続く亀有村の鎮守。
折から夏の大祓い「茅の輪くぐり神事」の真っ最中。
鳥居の茅の輪を8の字に3回くぐり、罪や禍を払うそうだ。
メンチカツ定食@620円
商店街を徘徊して見つけた「亀有メンチカツ」。
メンチカツ定食@620円が、平日@600円で、ご飯大盛り無料。

注文を受けてから揚げるので、熱々のほくほく。
テイクアウトの待ち客を横目に、店内でメンチカツをかぶりつく。気がつけば、駅前交番のお巡りさんが並んでいた。正真正銘のこち亀。

ちなみに、亀有と言う地名。昔は亀なし・・・。 なしでは縁起が悪いと、有りに変えたそうな。
15/06/29
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