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水戸 旅行記

梅を観に水戸へ

16/03/02~16/03/03 
フェリーでは度々 上陸してきた水戸。が、肝心の満開の梅はまだ観た事がない。いざ、水戸へ。

旅程
1日目 偕楽園 水戸市
 ○常盤神社 水戸市
 ○好文亭 水戸市
    楽寿楼 水戸市
千波湖 水戸市
弘道館 水戸市
大洗マリンタワー 茨城県東茨城
大洗まいわい市場 茨城県東茨城
大洗駅 茨城県東茨城


泊まったところ ●水戸プリンスホテル
食べたところ ●山田うどん 天麩羅うどん
~水戸~
2016/03/02 偕楽園

偕楽園の名の由来は、孟子の「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり」から。 水戸藩第7代藩主・徳川斉昭が、庶民に解放する目的で造園した。

今ひとつの偕楽園創設の目的は「一張一弛」。 「厳しいだけではなく、時には緩めて楽しませることも大切である」の孔子の教えによる。 文武修行の場・弘道館と、修行の余暇に心身を休める偕楽園。2つは、一対の施設として構想されたと言う。

斉昭は、日本の歴史上 三代名君と言われ、江戸幕府の最後の将軍・徳川慶喜の実父でもある。 養豚場をつくり、肉食文化の推進にも努めた。偕楽園の梅も、食料対策の一環だったようだ。
常盤神社

明治初年、義公(第2代・徳川光圀)・烈公(第9代・徳川斉昭)の徳を慕う多くの人々によって、 偕楽園内に祠堂を創立したのが、この神社の始まり。
園内

3000本の梅は7分咲き


梅市


能舞台に一対の雛人形


吐玉泉

吐玉泉は、昔から湧水が多かったため斉昭が地形の高度差を利用して集水し、湧水泉を設置した。 この水が眼病に効くと言われ、好文亭の茶室・何陋庵の茶の湯にも供された。
好文亭

好文亭

桜の間
藩主夫人つき女中の控の間


四声類別表 平仄


食器乗降器

晋・武帝「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち開かず」との故事に由来す。 ここに、文人・家人・領地の人々を招き、詩歌や養老の会を催した。 庭先の楚々とした佇まいの枝垂れ梅に、心惹かれる。

好文亭は、木造二層三階建て。 本体と木造屋造りの奥御殿から成る。 その奥御殿は、主に藩主夫人などが使用するプライベートゾーン。 部屋ごとの襖に折々の季節の花々を描き、居ながらにして四季が楽しめる。 まるで、絵巻物を広げた様な華麗さ。

西塗縁広間の北側と西側各2枚の杉戸に、作詞作歌の時に辞書がわりにしようと、 斉昭自身が考案した四声類別表があった。

さらに、来客をもてなすために1階から3階まで斉昭自身が食事運搬エレベーターを考案した。 滑車で持ち上げる合理的発想と行動力が凄い。

既成概念をぶち破る思考経路を持った徳川斉昭が現代に生きていたら、 どんな奇抜なアイデアを捻り出しただろう。

楽寿楼(三階・接客の間)


接客の間


楽寿楼からの眺め
※烈公(斉昭)は、80歳以上の家臣や90歳以上の民をここへ招いた
2016/03/02 千波湖

那珂川水系の湖。好文亭から見下ろす千波湖は、 水戸駅前を流れる桜川とともに水戸城南側の外堀の役目を果たしている。

鴨・白鳥・黒鳥など鳥類が多種 棲み、湖の傍を歩くと、 人の歩調に合わせてぞろぞろと着いて来る。餌をねだってのこと。
2016/03/02 弘道館

弘道館


室内からは白梅と紅梅が良き塩梅

扁額「游於藝」


徳川慶喜の長持ち


弘道館記碑の石摺り

水戸藩の藩校。藩士に文武両道の修練を積ませるために、斉昭が創設した。

●「游於藝」とは、文武両道いづれにも偏らず、ゆうゆうと楽しみながら取り組むと言う意味。 斉昭は、この言葉を大変好み、自筆にて弘道館の扁額にした。弘道館建学の精神を表す言葉。

●石摺りは、全文 水戸学の建学精神を天下に宣言した文章である。

●徳川幕府・最後の将軍である慶喜が大政奉還した時、 この長持ちを携えて実家である水戸・弘道館へ帰ってきた。 まさに、歴史の渦中を潜り抜けて来た長持ちだ。
2016/03/02 水戸プリンスホテル



駅前のビジネスホテル。前を桜川がゆうゆうと流れる。

朝食つきツイン@8400円(2名の値段)。

朝食は、具沢山味噌汁やカレーや3種の納豆、パンやサラダもあり、飲み物の種類も豊富。 超安値なので、正直まったく期待はしていなかったのだが、嬉しい誤算。

3種の納豆の他に、写真の納豆が別に出た。これも、地元というか近所で作っているもの。美味しかった。
~大洗~
2016/03/03 大洗マリンタワー

地上60mの大洗のシンボルタワー。 波をモチーフとした全面ハーフミラーで覆われた、かなり目立つ建物だ。

1階は売店、上階に展望台。
2016/03/03 大洗まいわい市場

地元の特産品や新鮮野菜を扱う。

開店時間と同時に入店したので、まだ店頭に並べている最中。 新鮮な牛蒡や白菜などに魅せられて、たんまりと買い込んで来た。
2016/03/03 大洗駅

駅案内インフォメーション


列車のポイント切替え器


ガールズ&パンツアー

空身でフェリーに乗った場合、大抵は大洗駅は寄らずに水戸駅へ直行することが多い。 なので、大洗駅に降り立ったことがない。「どれ、どんなとこ?」普通の駅舎とは、少々 雰囲気が違うような。第一、なぜに大勢の若者がブラブラと駅舎内を徘徊しているのか。 どう見ても場違いな私と家人。

彼らがカメラを向ける先を見て、はたと気づいた。 そう言えば、この町の至る所に、このポスターが貼られていた。 「2012年と2013年に放送されたテレビアニメ。 大和撫子の嗜みである戦車道の世界を描いた物語。 少女達が戦車を運用するミリタリー兼 萌え系作品で、茨城県東茨城郡大洗町の店舗や宿泊施設、交通機関、役場や商工会などの協力で、 実在の町並みや各種施設、交通機関が忠実に再現されている」と。

にしても、戦車道とは、物騒な話だな。
2016/03/03 山田うどん



関東圏では、お馴染みの店。 昨年、札幌から引っ越してきたので、未だ食べたことがない。 我が家の近くに、店舗がないし。帰り道で見かけて、早速寄ってみた。

天婦羅うどん@390円。天婦羅が大きくて、立ってる。 天婦羅に入っている烏賊の足が、歯ごたえ良くいいダシをだしていた。
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