1日目 | ●道の駅風Wとままえ | 苫前郡苫前町 |
2日目 | ●羽幌沿海フェリー | 苫前郡羽幌町 |
●天売島フェリーターミナル | 同上 | |
●炭火海鮮番屋 | 同上 | |
●赤岩 | 同上 | |
●海鳥観察舎 | 同上 | |
●観音岬展望台 | 同上 | |
●焼尻島上陸 | 同上 |
泊まったところ | ●小田民宿 | 焼尻島 |
●はぼろ温泉 | 苫前郡羽幌町 | |
風呂 | ●はぼろ温泉 | 同上 |
食べたところ | ●北のニシン屋さん | 同上 |
閑話 | ●かもめの餌とり | 同上 |
覚書 | 走行距離 | 399km |
14/08/03 | 道の駅風Wとままえ |
道の駅風Wとままえ |
足湯 |
風力発電がシンボル。「風W」と言う名がついた。ちなみに、Wは電力のワットに依る。 道の駅のメイン施設「とままえ温泉ふわっと」は、コンクリートの壁と白い屋根が特徴。 温泉・レストラン・特売品売店・温水プールなどを備える。 お勧めは、絶景を望む無料の足湯。日本海に浮かぶ天売島や焼尻島をしながら浸かる足湯は、また格別だ。湯温が、「あつい」と「ぬるい」の2種類。私は「あつい」方。気持ち良すぎて、やめられない!とまらない! |
14/08/03 | 北のニシン屋さん | |
はぼろ丼@1100円・大盛り@1200円 |
蛸頭@400円・蛸の口@1パック30円 |
|
苫前郡羽幌町。 ここは、超人気の魚介類直販所併設の食堂。午前11時開店で、2時間待ちはざら。とネットで見た。「あら、それは大変。」。勿論、開店と同時に入店したが、一体どこから入っていたものか、すでに店内には客が溢れていた。15分ほど待って席へ。メニューを開く。確か、「はぼろ丼」がイチオシと。程なく目の前に登場した丼は、白いご飯が見えない位に海鮮がひしめき横たわる。つい、心が舞い躍る。寿司飯は数量限定の別料金と記憶していたが、何とツレの大好物・寿司飯の海鮮丼だ。甘エビがふんだんに居並び、蛸・烏賊・シメサバ他にもテンコ盛り。この値段で、ウニまでが居るなんて! ネタの種類が物凄く多い。魚介豊富な海鮮直売所だからこそ出来る贅沢な盛り合わせ。あぁ、幸せ♪ 帰りに、在庫限りで半額の蛸頭と蛸の口をゲット。蛸は羽幌の特産品だもの。 |
14/08/04 | 羽幌沿海フェリー | |
天売島と焼尻島の観光は、車ともども島へ渡るべきか、車を置いて身だけにするべきか。迷いに迷った。しかし、いづれも小さな島なので、敢えて車を持込むまでもないか。 結局、車はフェリーターミナルに置き、空身で乗船する事にした。 | ||
オロロン2 |
乗船券 |
|
船は高速船とフェリーの2択。急ぐ訳でもなし、フェリーでゆっくりとプチ船旅でも楽しむか。ちなみに、羽幌→(1時間30分@2470円)→天売島→(25分@780円)→焼尻島→(1時間@1700円)→羽幌。まずは手前の焼尻島をやり過ごし、奥の天売島観光をして焼尻島へ戻る予定。 |
14/08/04 | 天売島フェリーターミナル |
到着!島は周囲12km、一方通行だが徒歩でも3時間程度。レンタサイクルやバイクもあるが、アップダウンが激しいので自転車より歩くほうがいいそうだ。なんの、3時間程度なら楽勝とタカをくくって歩き出した。 宿泊施設は、民宿を含めて11軒。食事処が2軒。商店2軒。コンビニ0軒。生活物資は羽幌から船で運んでいるので、値段が高い。電気は、焼尻島からの送電で賄っているそうな。水は、明治以降の乱伐で山火事が発生し森林の大半を喪失。以前 友達とこの島を訪れた時には、生活用水にすら事欠く有様だったが、その後の植林が功を奏し、今は随分と改善されたようだ。 島は東側の漁港に沿って漁師たちの家が並び、西側はオロロン鳥の繁殖地として有名な断崖絶壁なので人家はない。東と西では、まるで違う島へ来た様だ。 |
天売島からくっきり見える焼尻島 |
14/08/04 | 炭火海鮮番屋 |
天売島と言えば、この店の「番屋うに丼」が有名だ。是非、これを食べなきゃ! 港から徒歩5分。店は容易に見つけたが、開店30分前。先に島を1周してから来るか、待って食べてから島を巡るか。迷う。そこへ同じく「うに丼」目当ての自転車の男性がやって来て、店の人に「何時までですか?」と聞くと 「売り切れたら終わりです。」との返事。男性は腕組みをして考え込み、走り去った。 私たちは天売島観光をして今日中に焼尻島へ入りたいので、島を周ってから再訪する事にした。と、歩き始めて30分、戻ってくる先ほどの男性とすれ違った。気が変わり、「うに丼」を最優先に決めたのか。実はこれが正解で、私たちが3時間後に戻った時はすでに売り切れだった。食べはぐれた私たち。何せ、この島には食事出来る店は2軒のみ。しかも、もう1軒はこの日 臨時休業だったのだから。 |
14/08/04 | 赤岩 |
尖がり突き出ている岩が赤岩 |
ウトウの巣穴 |
島・東側の漁村を歩く事1時間。人家が絶え、景色が一変した。左に海を見下ろしつつ、右に生えている木々や草花の中に野苺を見つけた。う、酸っぱい!ちょっとしたハイキング気分で楽しい。が、そろそろ膝がわらいだした。さらに30分ほど歩くと、赤岩に到着。やっと! 島の西側は海鳥の繁殖で知られるが、中でも赤岩は世界最大のウトウの繁殖地。3月頃、60万羽が天売島に飛来し、5月下旬頃に雛を産む。夕暮れには、雛に餌を与えるために小魚をくわえたウトウ達が一斉に巣へ戻る様子が見られ、まるでヒッチコックの映画「鳥」を彷彿とさせる光景だと。すでに雛が巣立った後なので、巣穴だけが残っていた。 後日譚:8/23の報道によると、赤岩の対岸で育てられていたオロロン鳥(ウミガラス)の雛11羽が無事に巣立ったそうな。絶滅の危機を危惧されているだけに、嬉しいニュース。 |
14/08/04 | 海鳥観察舎 |
“千鳥ヶ浦”の断崖絶壁に建つ海鳥観察舎へ。 道の両側に木がなく、天売島きっての標高の高さで、島一番の展望地である。くねくねと続く道は360度の大パノラマが広がり、自然の真っ只中にドボンと放り込まれた気分。 舎内には、50倍の望遠鏡がいくつも並び、多数の海鳥の営巣観察が出来る。無料。オロロン鳥やウミウは断崖の岩棚、ケイマフリは断崖の岩の割れ目、ウトウはがけの上の赤土に掘った穴、ウミネコは崖の上の草原が、営巣場所。残念ながら営巣は見られなかったが、それぞれの場所に設置された海鳥に似せた模型が望遠鏡で見止められ、臨場感は抜群。模型は観光用ではない。海鳥は集団生活の習性があり、模型とは言え仲間の姿にひかれて集まってくるのだと。 |
14/08/04 | 観音岬展望台 |
島の北側・日本海に突き出た岬。 標高142mの展望台からは日本海が一望でき、付近の草原に営巣するウミネコは3万羽ほど。しかし、近年 カラスや野良猫が増え雛が被害に合うことが多く、営巣の数が減っているとのこと。 雲の切れ目からは、ぼんやりと焼尻島が見えた。 かくして、3時間程かけて、島を1周。空には、黒く重たい雲が一面に広がっていた。 |
上陸はしたものの、強風と豪雨。今夜はテント泊の予定なので、白浜キャンプ場を目指し歩き出した。歩けども、歩けども・・・。 やっと辿り着いてみると、先に来ていた子供集団がテントを撤収中。聞けば、今夜は台風が来るのでお巡りさんに撤去する様に指示されたのだと。「さて、どうする?????」。取り合えず、ここで泊まるのは無理そうなので、人家が集中する港へと戻ることにした。しかし、すでに夜。人っ子一人見えやしない。 その時、港の傍に交番を発見。が、この天気 巡回に出たのか、留守だ。さて、どうするかな?と又歩き出したその時、お巡りさんが追いかけてきた。夜半から雨が強くなるので野外泊は無理とのことで、泊まれる民宿を探してもらう。なんと、そこは交番の隣。目と鼻の先。 |
14/08/04 | 小田民宿 |
朝食 |
ここは、こじんまりとした民家。今夜の客は、私たちの他に仕事で長期宿泊している人が1名いるらしい。 民宿となれば期待が膨らむのは、漁師宅の魚料理。 しかし、そも飛込みなので朝ごはんのみ。@4500円。豪華な海鮮夕食を期待したい処だが、事情が事情。雨風が凌げる屋根の下で寝られるだけで幸せ。この際、贅沢は言えない。ちなみに、朝食は ホッケ・塩辛・数の子・ホウレン草のお浸し・蛸刺し・胡瓜の塩漬け・生卵・ご飯・味噌汁。 夕べは出かけて留守だった女将さんが、さっき帰宅したとか。昨夜は留萌の娘宅へ行っていて、「小平で崖崩れがあって通行止めになったよ。 札幌へ帰るのは迂回路しかないわ。」と。フェリーの朝一便には、まだ早い。 じゃぁ、女将はどうやって羽幌から焼尻島へ帰って来たのだろう?聞きそびれたが、多分、漁船だな。 |
台風が居座っているので、焼尻島の観光は断念し、早々に羽幌へ引き上げることにした。 フェリーターミナルで、昨日お世話になったお巡りさんに再会。 天売島も焼尻島も、フェリーの発着時には必ず警察官が出ているのだ。 事件は島の外からやって来るのだろうな。と、ひとりごちた。 |
閑話 | |
かもめの餌とり | |
フェリーで、かもめに餌やりをしている女性がいた。海鳥に餌をやる事への賛否は一旦棚に上げて、今は便乗して観察。 女性がえびせんを指でつまみ差し出すと、沢山のかもめが寄ってくる。 よく見ると、接近するためには羽を大きく広げて風に乗って来る。 ために、うまい具合の風がなければ近づけないのだ。何十羽が試みた中で成功したヤツは、女性の指先から1cm程出ているえびせんを指に触れる事無く獲得して飛び去った。その見事なこと! ツレが真似して手を差し出すが、かもめは寄り付きもせず知らん振り。そりゃぁ、餌もなしじゃぁ騙されんわ。にしても、餌を持っているか否かがどうして解るのかな?臭い?それとも、視力? |
14/08/04 | はぼろ温泉 |
えびたこピザ@220円 |
羽幌の道の駅は「サンセットプラザはぼろ」と言うホテル。地上7階、地下1階。豪華客船をイメージした建物の客室からは、天売島や焼尻島が眺められ、名の通り綺麗な夕日が見えるそうだ。 風呂は、茶色の濁り湯。泉質は、ナトリウム塩化物強塩泉。@550円。 休憩室には軽食コーナーもあり、人気NO1は羽幌の名産、えびとたこが入った「えびたこピザ」。飛ぶように売れている。勢いにそそられて、買ってみた。ぱっと見は、春巻きをフライにした様な風体。緩いとろみのピザソースが、口の端から流れ落ちる。 「旦那、だんな。テント張れた?」と、ロビーで家人が呼びとめられた。天売島のフェリーターミナルで会った富士吉田から来た高齢の男性だ。皮の上下ライダー服に身を包みバンダナを頭に巻いた昨日の姿とは打って変わった、ホテルの浴衣姿。昨日の格好良さはどこへやら。まるで、別人かと思った。ちなみに、愛車はハーレーダビッドソン。 |
完 |
BACK | TOP |
©2007匁の旅手箱 |